知っておこう!手当の仕方 「落雷の事故」編
“ゴロゴロ”と音がしたときや真っ黒い雲が近づいてきたときは、雷がいつ落ちてきてもおかしくない状況です。
落雷を受けた人の状態は、高電圧の事故とよく似ています。意識はなくなり、電流の通った手・足などに深い熱傷ができます。手足が一時的にしびれたり、呼吸や心臓が止まることもあります。また、跳ね飛ばされて外傷を受ける危険もあります。

落雷の事故予防
・雷は周囲より少しでも高いところに落ちます。人間も金属と同様に電気を通すため人間にも落ちる ことがあります。身を守るためには、姿勢を低くしてすぐに安全な場所に避難しましょう。
・避難に向いた場所は、鉄筋コンクリート建築や自動車・バス、列車などです。野外では、くぼ地 があればそこに身を伏せ、高い木があれば根元から離れ姿勢を低くすることが大切です。
・近くに安全な空間が無い場合は、電柱・煙突・鉄塔・建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところ(保護範囲)に避難してくださ い。
・家の中はほとんど安全ですが、電線や電話機などを伝わって室内に侵入する恐れがあります。 コンセントにつながった電化製品や壁から1m以上離れたり、電化製品をコンセントから外したりしておくと、さらに安全です。
・気象情報の確認。気象庁「ナウキャスト」・日本気象協会「tenki.jp」など、携帯電話でこまめに気象情報を確認するようにしましょう。


もしも…落雷事故に居合わせあったら
・意識や呼吸がないときは、一次救命処置をします。
・直ちに、119番通通報します。

赤十字ではいのちを守るための様々な講習を実施。病気や事故防止の知識、心肺蘇生やAEDの使い方、ケガの応急手当てなどを学べます。
赤十字の講習についてはこちら》 https://www.jrc.or.jp/chapter/kanagawa/study/