「~未来へつなぐ、自分に合った相続や遺言~相続・遺言セミナー」を開催
近年、ご自身が築いた財産や相続された遺産を、赤十字を通じて社会のために役立てて欲しい、といったお申し出があります。しかし、その一方で、財産を相続するときやご自身の将来を考えたとき、何から始めたら良いのか、どんなことに気を付けるべきなのかと疑問や不安が先立ってしまう方が多くいらっしゃると伺います。そこで、相続や遺言書の作成に対しご興味のある方、漠然と不安をお持ちの方の一助となるよう、日本赤十字社長野県支部では、長野県司法書士会及び長野地方法務局のご協力のもと、「未来へつなぐ、自分に合った相続と遺言」と題した相続・遺言セミナーを松本市(11月7日)と小諸市(11月19日)で開催しました。
第1部では、長野県司法書士会より、「相続・遺言の基礎知識」と題し、”第1章教えて!相続のこと”では、相続の基本としての法定相続人や法定相続分、相続の流れを、”第2章遺言書、私は作るべきか”では遺言書を作った方が良いケースや遺言書の種類、メリットなど例え話を交えてキーワードや大切なポイントをご講演いただきました。
第2部では、長野地方法務局より、「土地と家の相続と遺言について~遺言書は残した方がいいの?~」と題し、所有不明土地問題の背景による令和6年4月1日から開始となった”相続登記の申請の義務化”や令和8年から開始が予定されている”住所等の変更登記の申請義務化”について説明いただいたほか、遺言書の作成の重要性、自筆証書遺言書保管制度について、分かりやすくご講演いただきました。
第3部では、当支部より、遺言や相続財産による寄付の方法、日本赤十字社の使命である「いのちと健康、尊厳を守る」に対し日頃の赤十字活動についてお伝えしました。
質疑応答の時間では、参加者から活発な質問がありました。また、「今後のトラブル予防のため、参加して大変良かった」「将来に向けた備えとして遺言書の作成する重要性が分かった。」「難しく考えていたが、遺言書を作成したいと思う」などの声もいただきました。
ご参加いただきました皆さま、関係者の皆さま、誠にありがとうございました。
長野県司法書士会 小穴智美司法書士(松本会場)
長野県司法書士会 丸田裕次郎常任理事(小諸会場)
長野地方法務局 三原俊夫供託課長
日赤長野県支部 組織振興課長 德武
日本赤十字社長野県支部では、「遺贈」や「相続財産」による寄付を承っております。詳細につきましては、次よりご覧ください。