ルワンダ気候変動等レジリエンス強化事業にかかる出張をしました!

2月10日~18日にかけて、支部職員がルワンダへ出張しました。

 日本赤十字社では、ルワンダ赤十字社と連携して、災害や貧困に苦しむ人々の支援事業(「ルワンダ気候変動等レジリエンス強化事業」)を実施しています。日赤が支援しているのは、ルワンダ南部ギサガラ郡の5つの村900世帯です。ここでは安全な水や清潔なトイレが不足し、経済状況が厳しい家庭が多くあります。子どもたちは遠くまで水汲みに通い、学校に行くことを諦めてしまう子どももいます。
 この事業は、住民が主体となって地域の様々な課題に取り組み、他のコミュニティのロールモデルとなることを目指す「モデルビレッジアプローチ」という手法を用い、これらの危機に人々が適切に対応し、将来の危機を予防・軽減するための力をつけるよう支援しています。

事業内容

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現在は自宅から離れた水源へ水を汲みに行く生活です。
事業では、村に給水設備を建設しています。
これにより自宅近くから水を入手できるようになります。

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支援先の900世帯のうち、半数はトイレがありません。
事業では、トイレがない世帯へトイレを建設しています。

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貧困世帯から順に、牛、ヤギ、豚などの家畜を配布しています。

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900世帯全てへ野菜の種を配布し、家庭菜園の支援をしています。

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町内会では、皆でお金を出し合って、貧困世帯を支援する取り組みを行っています。

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赤十字のボランティアが家庭訪問し、保健・衛生指導をしています。

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経済状況が厳しく小学校卒業より前にドロップアウトしてしまう子どもたちがいます。
事業では、その家庭に学用品を買うための現金を支給しています。

支部職員の取り組み

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セカンダリースクール(中学校・高校)を訪問し、救急法の技術交流・支援を行いました。
赤十字クラブの生徒が意欲的に救急法を学んでいました。

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秋田北高校JRC部の皆さんが、現地の小学生のために作ったハートラちゃん折り紙をお届けしました。
目を輝かせてとても喜んでくれました。