~子どもたちのやさしさ、思いやりの心を培うために~ 全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会総会を開催しました

令和5年711日(火)、12日(水)に令和5年度全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会の総会が開催され、各都道府県の代表53人が日本赤十字社本社に集まりました。青少年赤十字賛助奉仕団とは、学校で青少年赤十字の指導者として活動いただいたOBOGを主なメンバーとし、青少年赤十字の普及発展・加盟促進、赤十字思想に関する専門知識の研修・普及活動を目的として活動するボランティアです。全国協議会は各都道府県の青少年赤十字賛助奉仕団によって組織されています。

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7月11日(火)午後から始まった総会では、令和4年度の事業報告及び令和5年度の事業計画案等について審議決議しました。

その後は、気象庁 地域防災企画室長 髙橋 賢一 氏を招き、講演会を行いました。参加者は防災気象情報について理解を深めるとともに、有効な情報を得て、機を逃さず自ら状況判断することの重要性を再認識しました。これは全国約1万4千の青少年赤十字加盟校にて、児童・生徒の命を守る防災教育に繋がっていきます。

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7月12日(水)は8つのグループに分かれて分科会を開きました。この分科会では学校が抱える多様な課題に賛助奉仕団としてどのような学校支援の手立てがあるか、地域の垣根を越え活発な討議が行われました。

最後のプログラムであるブロック会では地域ごとの課題について意見交換し、解決に向けた建設的な議論が行われました。


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本会冒頭では阿部会長から、全国の賛助奉仕団の委員長たちに向けて、青少年赤十字の更なる普及のため、力強い言葉をいただきました。

阿部会長「児童・生徒に直接指導するのは学校現場の先生方です。学校教育と青少年赤十字活動の方向性が合致していることは周知のとおりです。学校側は青少年赤十字を取り入れることで事務量が少し増えてしまうかもしれません。しかし子どもたちのやさしさ、思いやりの心を培うことを考えれば、長期的には必ず学校教育は、より深まりそれ以上に価値あるものへと変容していきます。」

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全国青少年赤十字賛助奉仕団は、来年、創立60周年を迎えます。団員一人ひとりが青少年赤十字の理念に深く共感し、子どもたちのやさしさ、思いやりの心を培うため、各地で根強く活動しています。