子どもの貧困にアプローチ!スマイルチルドレンプロジェクトが始動

現在、日本では6人に一人の子どもが貧困状態にあると言われており、全国各地ではボランティアベースで子ども食堂や経済的に厳しい世帯の子どもを対象にした教育支援プログラムが展開されています。

日本赤十字社も子どもの貧困問題に取り組むべく、首都圏の日赤ユースボランティア11名が立ち上がりました!

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キッズドアの説明会に参加するメンバー

すでにこの分野で教育支援を展開している特定非営利活動法人キッズドアと今回タッグを組み、ともに子どもたちへの学習支援を中心とした活動を今後東京都内で行っていきます。
子どもたちの笑顔につながってほしいとの願いからつけられたプロジェクト名は「スマイルチルドレンプロジェクト」。ユースボランティアから提案があり、この名前に決まりました。
同プロジェクトは日本での情報発信はもちろん、海外の赤十字ユースにも活動状況を逐次伝える予定です。

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香港で学んだ「人道」の概念を実践することになります

特に、中国紅十字会香港支部ユースとは同じ活動対象者に対して支援活動を実施していくこととしており、プロジェクト実施に先立って、今年8月に同支部を訪問。「人道」に関する研修も受講し、活動の心得を習得しました。今後は、活動していく中で得られた知見やスキル、課題や成果を同支部との年1回のミーティングなどを通じて共有していくこととなります。

活動参加にあたり、ユースボランティアの蓼原彩香さんは「香港支部との協働プロジェクトとして本格的に活動が始まります。私自身、学習支援は初めての経験です。子どもたちに少しでも勉強の楽しさややりがいを伝えられるよう、工夫を凝らしながら頑張りたいと思います。いずれは、赤十字ならではのイベント開催や、新しい教室開きたいです。」と意気込みを語っています。同活動については、今後も定期的に日赤の広報媒体等を通じて情報発信を重ねていく予定です。