採血

初流血除去と遡及調査

初流血除去

献血の針を刺した直後に流出する血液(=初流血)には、皮膚表面の消毒だけでは消毒しきれない、皮膚の毛穴(毛嚢)の中にいる細菌が混入する恐れがあります。

このことから初流血の25mLは輸血用に使用せず、輸血のための検査用血液や保管用(※1)として活用させていただいています。

※1被体保管:献血された血液の使用による輸血後感染症等の輸血副作用における原因の調査ができるよう、また、その感染拡大を防止する対策としての遡及調査(ルックバック)ができるよう全献血者の血液の一部を11年間冷凍保管しています。

これだけ長期間にわたり、すべての献血者の検体を保管しているのは世界でも例がなく、未知の病原体への備えであります。