高校生の「2025年度ふれあい看護体験」を開催しました
5月16日に「2025年度 ふれあい看護体験」が、沖縄赤十字病院にて、開催されました。
当県支部のJRC加盟校の高校生12名が参加しました。
当イベントは、看護の心・助け合いの心を育むきっかけとなるよう制定された「看護の日」の記念行事として開催しています。コロナ禍で中止を余儀なくされ、6年ぶりの開催となりました。
まず初めに白衣に着替えました。
高校生の皆が白衣に着替えると、現役の看護師さんのように見えますね。
開会式では、沖縄赤十字病院 院長 赤嶺 盛和さま、看護部長 安谷屋 寛子さまから、激励のご挨拶をいただき、気合い充分で看護体験をスタートいたしました!
バイタルサインの測定体験では、肺の音、脈拍、体温、血圧を、お友達同士で測定し合いました。
その後は4グループに分かれ、病棟にて、看護師と一緒に実習を行いました。
妊婦さんのお腹のなかの赤ちゃんのことを学習したり、生まれたばかりの赤ちゃんのお世話をしたり、入院している患者さまとコミュニケーションをとりながら、看護師の仕事の裏側までいろいろ深いところを見ることができました。
患者さまが乗っているベッドを運ぶ体験や、介助が必要な患者さまの体拭きについても、学習しました。
次に、施設見学を行いました。
被災者に渡すための救援物資を備えている救護倉庫、救急室、手術室、ICU、放射線治療室、臨床検査室など、赤十字で勤務していても、普段見る機会がほとんどない部屋なども見学させていただき、貴重な経験となりました!
最後は、グループで振り返りを行い、発表しました。
「この看護体験で自分の進路に一歩近づけたような気がしました」「看護師が細かいところも見逃すことなく作業していてすごいと感じました」「血液検査の際に、患者さまの気持ちに寄り添ってコミュニケーションをとっていたところが印象に残りました」「看護師になりたいという曖昧な思いが、絶対看護師になるという確信に変わりました」
私たち赤十字職員にとっても、初心に戻れるような前向きになれる素敵なお言葉をありがとうございました!
頑張った後に、皆で食べるおやつは、いつも以上においしいですね~!
ご参加いただいた高校生の皆さまお疲れ様でした!
☆日本赤十字九州国際看護大学(福岡県内)へ進学してみませんか?
興味のある生徒・学校関係の方は、事業推進課にお問い合わせください。
TEL:098-835-1180
☆JRC(青少年赤十字)とは
児童・生徒が赤十字の精神に基づき、世界の平和と福祉に貢献できるよう、日常生活の中でいのちと健康を大切に、地域社会や世界のために奉仕し、世界の人びととの友好親善の精神を育成することを目的として、さまざまな活動を学校教育の中で展開しています。
世界191の国と地域に同じ理想を掲げ、実践している姉妹赤十字社の組織がありますので、国内の学校やメンバー間はもちろん、姉妹社の青少年赤十字メンバー同士の交流なども行われています。
なお、青少年赤十字は「JRC」と呼ばれることもありますが、JRCはJunior Red Crossの略です。外国では「Red Cross Youth(RCY)」と呼ばれることもあります。