沖縄県支部について

 日本赤十字社沖縄県支部は、1889年(明治22年)に沖縄委員部として誕生し、1896年(明治29年)に沖縄支部と改称され活動を行っていましたが、太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)、米軍の沖縄上陸によりすべての事業の停止を余儀なくされました。
 その後、米国施政権下の1948年(昭和23年)に沖縄臨時厚生協会を設置して事業を再開し、1950年(昭和25年)の琉球臨時厚生協会への改組を経て1954年(昭和29年)に沖縄内のみの呼称として沖縄赤十字社に名称変更、1959年(昭和34年)に琉球政府より財団法人沖縄赤十字社として認可されました。
 1972年(昭和47年)の沖縄の本土復帰に伴い、財団法人沖縄赤十字社は解散登記をして日本赤十字社へ組織移行し、日本赤十字社沖縄県支部が設置されました。
 沖縄県支部は、「人道」を理念に国際救援・開発協力、災害救護、安全講習会普及、ボランティア活動、青少年赤十字活動など、さまざまな活動を行っています。
 これらの活動は、県民からお寄せいただいた活動資金や寄付を財源として行われています。
 また、県内には赤十字病院、血液センター、福祉施設があり、同じく「人道」を理念に医療事業、血液事業、社会福祉事業を行っています。
 更に、沖縄県内全ての地域の人々に赤十字の活動が届くよう、県内各市町村には、赤十字事業の推進を担う担当窓口(地区・分区)が設置されています。
 赤十字奉仕団をはじめとするボランティアの方々のお力添えなど、多くの方々によって沖縄県支部の活動は支えられています。

地区・分区

地区・分区名 担当部署 電話番号 住所
那覇市地区 福祉政策課 098-862-9002 〒900-8585
那覇市泉崎1-1-1
糸満市地区 社会福祉課 098-840-8132 〒901-0392
糸満市潮崎町1-1
浦添市地区 福祉総務課 098-876-1266

〒901-2501
浦添市安波茶1-1-1

宜野湾市地区

福祉総務課

098-893-4142 〒901-2710
宜野湾市野嵩1-1-1
沖縄市地区 市民生活課 098-934-3833 〒904-8501
沖縄市仲宗根町26-1
うるま市地区 福祉総務課 098-989-0203

〒904-2214
うるま市みどり町1-1-1東棟2階

名護市地区

社会福祉課

0980-53-1212 〒905-8540
名護市港1-1-1
宮古島市地区

福祉政策課

0980-72-3751 〒906-8501
宮古島市平良字西里1140

石垣市地区

平和協働推進課 0980-82-1253 〒907-8501
石垣市美崎町14
豊見城市地区 協働のまち推進課 098-850-0159 〒901-0292
豊見城市宜保1-1-1
南城市地区 社会福祉課 098-917-5334 〒901-1495
南城市佐敷字新里1870
国頭村分区 福祉課 0980-41-2765 〒905-1495
国頭村字辺土名121
大宜味村分区 住民福祉課 0980-44-3003 〒905-1392
大宜味村字大兼久157
東村分区 福祉保健課 0980-43-2202 〒905-1292
東村字平良804
今帰仁村分区 福祉保健課 0980-56-4189 〒905-0492
今帰仁村字仲宗根219
本部町分区 福祉課 0980-47-2165 〒905-0292
本部町字東5
恩納村分区 福祉健康課 098-966-1207 〒904-0411
恩納村字恩納2451
宜野座村分区 健康福祉課 098-968-3253 〒904-1392
宜野座村字宜野座296
金武町分区 保健福祉課 098-968-3559 〒904-1201
金武町字金武1
伊江村分区 福祉課 0980-49-3160 〒905-0592
伊江村字東江前38
伊平屋村分区 住民課 0980-46-2142 〒905-0793
伊平屋村字我喜屋251
伊是名村分区 住民福祉課 0908-45-2819 〒905-0695
伊是名村字仲田1203
読谷村分区 福祉課 098-982-9209 〒904-0392
読谷村字座喜味2901
嘉手納町分区 福祉課 098-956-1111 〒904-0293
嘉手納町字嘉手納588
北谷町分区 地域福祉課 098-936-1234 〒904-0192
北谷町字桑江226
北中城村分区 福祉課 098-935-2233 〒901-2392
北中城村字喜舎場426-2
中城村分区 福祉課 098-895-1738 〒901-2493
中城村字当間585-1
西原町分区 福祉保険課 098-911-9163 〒903-0220
西原町字与那城140-1
八重瀬町分区 社会福祉課 098-998-9598 〒901-0492
八重瀬町字東風平1188
与那原町分区 福祉課 098-945-1525

〒901-1392
与那原町字上与那原16

南風原町分区 こども課 098-889-7028 〒901-1195
南風原町字兼城686
久米島町分区 福祉課 098-985-7124 〒901-3193
久米島町字比嘉2870
渡嘉敷村分区 民生課 098-987-2322 〒901-3592
渡嘉敷村字渡嘉敷183
座間味村分区 総務・福祉課 098-896-4045 〒901-3496
座間味村座間味109
粟国村分区 民生課 098-988-2017 〒901-3792
粟国村字東367
渡名喜村分区 民生課 098-989-2317 〒901-3692
渡名喜村渡名喜1917-3
南大東村分区

福祉民生課

09802-2-2036 〒901-3895
南大東村字南144-1
北大東村分区 福祉衛生課 09802-3-4055 〒901-3992
北大東村字中野218
多良間村分区 住民福祉課 0980-79-2623 〒906-0692
多良間村字仲筋99-2
竹富町分区 町民課 0980-83-2574 〒907-8503
石垣市美崎町6-2
与那国町分区 長寿福祉課 0980-87-3575 〒907-1801
与那国町字与那国129

沿革

明治22年6月
日本赤十字社沖縄委員部を設置
事務所を那覇区本町の沖縄県庁内に置き、丸岡莞爾知事が初代委員部総長に就任。
明治29年7月
日本赤十字社沖縄支部を設置
支部規則改正により、沖縄委員部から沖縄支部に移行。奈良原繁知事が初代支部長に就任。
昭和20年3月
日本赤十字社沖縄支部事業の停止
太平洋戦争末期、米軍の沖縄上陸により事業の停止を余儀なくされた。
昭和23年7月
沖縄臨時厚生協会設立
沖縄臨時厚生協会とは、赤十字事業を担う団体であるが、赤十字は一国一社であるため、一国をなしていない沖縄は赤十字の名称を使用することが出来なかった。
昭和25年6月
琉球臨時厚生協会へ改組
全琉球統一組織をつくることになり本部を那覇市に置き、奄美大島、宮古、八重山に支部を置くこととなった。
昭和27年11月
厚生協会病院を設立
那覇市美栄橋に建設する。
昭和29年7月
沖縄赤十字社に名称を変更
赤十字事業の趣旨徹底に努めるため、沖縄内だけの呼称として沖縄赤十字社とし、対外的には従来どおり琉球臨時厚生協会の名称で日本赤十字社、米国赤十字社を通じて業務を行うことになった。
昭和31年7月
宮古支部診療所を開設
平良市下里の支部事務所を増築し、診療所にあてる。
昭和34年12月
財団法人沖縄赤十字社として認可
琉球政府指令第302号にて認可される。
昭和35年4月
青年赤十字奉仕団を結成
昭和39年10月
点字翻訳赤十字奉仕団を結成
昭和41年2月
八重山支部診療所を開設
石垣市荒川に建設する。
昭和42年9月
沖縄血液センターを開設
那覇市久茂地に建設する。
昭和47年5月
日本赤十字社沖縄県支部を設置
沖縄の本土復帰にともない財団法人沖縄赤十字社は解散登記をして、日本赤十字社へ組織移行し、日本赤十字社沖縄県支部となる。
昭和49年5月
第1階沖縄県支部赤十字大会を開催
昭和53年8月
ベトナム難民援護事業を開始
本部町字豊原に本部国際友好センターを開設する。
昭和53年8月
沖縄赤十字病院移転新築開院
那覇市古波蔵に建設する。
昭和53年11月
沖縄県アマチュア無線赤十字奉仕団を結成
昭和55年5月
沖縄県赤十字安全奉仕団を結成
昭和58年3月
沖縄県赤十字血液センター移転新築開所
那覇市旭町に建設する。
昭和62年3月
ベトナム難民援護収容施設本部国際友好センターを閉鎖
平成元年12月
日本赤十字社沖縄県支部創設100周年記念大会を開催
県東町会館で開催される。
平成2年2月
日本赤十字社沖縄県支部新社屋へ移転
那覇市古波蔵に建設する。
平成2年12月
沖縄県日赤有功会を結成
平成7年1月
阪神・淡路大震災における救護活動
3ヶ月間で、救護班4個班を派遣。
平成9年5月
青少年赤十字賛助会を結成
平成10年4月
安謝福祉複合施設を開所
特別養護老人ホームを含む7事業を那覇市より委託運営する。
平成15年9月
宮古台風被害(台風14号)における救援活動
救援物資配分、現地調整員(職員)を派遣。
平成16年8月
沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事故における救護活動
沖縄赤十字病院救護班、支部連絡調整員等を派遣。
平成16年11月
新潟県中越地震における救護活動
救護班1個班、心のケア要員2名を派遣。
平成17年6月
小谷園土砂災害(佐敷町)における救護活動
救護班1個班、連絡調整員5名を派遣。
平成18年6月
平成18年6月沖縄県長雨土砂災害(中城村、那覇市)における救援活動
救援物資配分、心のケア要員を派遣。
平成19年7月
バイクレスキュー奉仕団を結成
平成19年8月
中華航空機炎上事故における救護活動
沖縄赤十字病院救護班、支部連絡調整員を派遣。
平成21年8月
ガーブ川鉄砲水被災者救出活動
救護班1個班(6名)、連絡調整員1名を派遣。
平成22年6月
日本赤十字社沖縄県支部、沖縄赤十字病院、沖縄県赤十字血液センター新築移転
那覇市与儀に建設。新施設愛称「ゆいクロス」に決定。
平成22年12月
赤十字飛行隊沖縄県支隊(本社直轄)の再結成
平成23年3月
東日本大震災における救護活動
6ヶ月間で、救護班6個班、心のケア要員、介護支援員、防災ボランティアなど計26回、延べ69名を派遣。
平成25年3月
くもじ献血ルーム移転
那覇市久茂地にて開設する。
平成25年4月
日赤安謝福祉複合施設へ名称変更
那覇市安謝福祉複合施設より名称を変更する。
平成28年4月
熊本地震における救護活動
2ヶ月間で、救護班2個班、災害医療コーディネータ―、支援員など計12回、延べ24名を派遣。
令和2年7月

令和2年7月豪雨災害における救護活動(熊本県)

  • 現地災害対策本部支援員【7/813
  • 第一次医療救護班【7/915
  • 第二次医療救護班【7/1924
    (3回・延べ13名派遣)

組 織 図

令和4年4月