"動く診療所"を展開せよ!dERU研修で災害対応力を強化
令和7年5月20日、静岡県支部では管内赤十字施設職員を対象として災害時対応強化のための国内型緊急対応ユニットの展開研修を実施しました。
dERUとは(domestic Emergency Response Unit)(以下「dERU」という。)国内の大規模地震災害等を想定した仮設診療所設備と、それを輸送する車両及び訓練された要員、そしてそれらを円滑に運用するためのシステムを総称したものです。
dERUの装備品や展開についての講義を行い、東日本大震災での活動事例による場面を想定して、実際に使用する資機材の配置を室内で検討する救護所設置シミュレーションを行ったほか、被災地で速やかに救護所を設営できるように、大型テントの組み立て手順を確認しました。
参加者からは、それぞれの医療現場や被災地での活動経験を活かし、救護所の動線や利便性を考えた意見が活発に出されたほか、「dERU設営から運用まで体系的に学ぶことができた」「実際の災害を想像できた。とても役に立った」などの声が寄せられました。
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資機材配置シミュレーションをする参加者
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資機材運用について説明を受ける参加者
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大型テントの組み立て中の様子
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大型テント(ドラッシュテント)