子どもたちに防災力向上を伝える浜松市浜北赤十字奉仕団

 12月25日(土)に浜名協働センター(浜松市浜北区)で開催された『子どもふるさと学級』で、浜松市浜北赤十字奉仕団が地域の小学生4~6年生22名に包装食を使った炊き出しと、レジ袋を使った腕の骨折の固定、新聞紙スリッパの作り方を指導しました。
 『子どもふるさと学級』は、同センターが主催し、地域が一体となって子どもたちの学習や活動を手伝い、育てることで、地域全体が未来に向かって明るく楽しく生活できることを目指す年間8回の講座です。
 防災をテーマとした今回の講座に、日ごろから炊き出しなど奉仕団活動を通じ、地域の防災力向上を目指す浜松市浜北赤十字奉仕団が講師に招かれました。
 奉仕団は、炊き出し実習の中で「温かくて味のしっかり付いたご飯は、被災者に元気と安らぎを与えることができます」と子どもたちに伝え、全員でひじきご飯と蒸しパン、チーズオムレツを作りました。
 また、「靴を上履きと外履きに分け、きれいな避難所にして、感染症を防ぎましょう」と、新聞紙スリッパを一緒に作りました。
 小木絹代奉仕団委員長は「災害が起きた時、皆さんには被災者を助ける活躍を期待しています」と子どもたちにメッセージを送りました。
 児童からは「家で炊き出しやスリッパ作りを練習して災害に備え、いざというときに周りの人たちを助けてあげたいです」と発表がありました。

  • ▲新聞紙スリッパを小学生に教える奉仕団員(右)