長崎県支部について

日本赤十字社は、赤十字の理念である人道に基づき、世界各国の赤十字社とともに戦争や災害、病気などで苦しんでいる人々に対する救援活動を行っています。
また、国内でも、地震・水害などによる被災者の救護活動や医療・血液・福祉など、幅広い分野で活動しています。これらの活動を、より地域のニーズに合わせて行うため、各都道府県に支部を設置しています。長崎県内の赤十字活動を担っているのが、日本赤十字社長崎県支部です。
これらの活動はすべて、財政面でご支援いただく赤十字会員の皆様と、活動の担い手である赤十字奉仕団をはじめとするボランティアの皆様など、多くの方々によって支えられており、明治21224日に日本赤十字社長崎委員部として創設以来、人道機関として活動を続けて現在に至っています。

事業計画・事業報告

地区・分区

地区・分区名 電話番号 住所
長崎市地区 095-828-1281 〒850-0056
長崎市恵美須町4-5 NBCサードビル3階
佐世保市地区 0956-25-5710 〒857-0042
佐世保市高砂町5番1号 中央保健福祉センター内
島原市地区 0957-63-3855 〒855-0812
島原市霊南1丁目17番 島原市福祉センター内
諫早市地区 0957-24-5100 〒854-0045
諫早市新道町948 諫早市社会福祉会館内
大村市地区 0957-53-1351 〒856-0832
大村市本町458-2 大村市総合福祉センター内
平戸市地区 0950-22-2180 〒859-5121
平戸市岩の上町1466 平戸市社会福祉センター内
松浦市地区 0956-72-0788 〒859-4502
松浦市志佐町里免347-4 松浦市市民福祉総合プラザ
対馬市地区 0920-58-1432 〒817-1201
対馬市豊玉町仁位94番地5 対馬市社会福祉協議会内
壱岐市地区 0920-45-0048 〒811-5316
壱岐市芦辺町諸吉大石触179-2 壱岐市壱岐島開発総合センター内
五島市地区 0959-74-5161 〒853-0064
五島市三尾野1-7-1 五島市社会福祉協議会内
西海市地区 0959-37-0069 〒857-2302
西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷2222番地 西海市役所
雲仙市地区 0957-37-2855 〒854-0405
雲仙市千々石町戊762番地 雲仙市社会福祉協議会内
南島原市地区 0957-65-2888 〒859-2121
南島原市有家町石田8番地46 南島原市社会福祉協議会内
西彼地区 095-846-8955 〒852-8104
長崎市茂里町3-24 長崎県総合福祉センター県練1階 長崎県西彼福祉事務所内
 長与町分区 095-883-7760

〒851-2128
西彼杵郡長与町嬉里郷431-1 長与町老人福祉センター内

 時津町分区 095-882-0777 〒851-2106
西彼杵郡時津町左底郷367 時津町総合福祉センター内
東彼杵地区 0956-22-3211 〒857-0043
佐世保市天満町1-27 長崎県東彼・北松福祉事務所内
 東彼杵町分区 0957-46-0619 〒859-3807
東彼杵郡東彼杵町彼杵宿郷706-4 東彼杵町総合会館福祉センター内
 川棚町分区 0956-82-2121 〒859-3615
東彼杵郡川棚町下組郷338-57 川棚町いきがいセンター内
 波佐見町分区 0956-85-2240 〒859-3725
東彼杵郡波佐見町長野郷173-2 農村環境改善センター内
北松浦地区 0956-22-3211 〒857-0043
佐世保市天満町1-27 長崎県東彼・北松福祉事務所内
 小値賀町分区 0959-56-4193 〒857-4701
北松浦郡小値賀町笛吹郷2367 小値賀町地域福祉センター内
 佐々町分区 0956-63-5900 〒857-0312
北松浦郡佐々町市場免23-1 佐々町総合福祉センター内
上五島地区 0959-53-1165 〒857-4404
南松浦郡新上五島町青方郷1585-1 新上五島町役場福祉課内
新上五島町分区 0959-52-2208 〒857-4404
南松浦郡新上五島町青方郷1379-1 新上五島町総合福祉センター内

現勢

組織図・沿革

組織図

沿革

明治10年
博愛社長崎支局を設置
「博愛社」の設置と同時に大阪・熊本・鹿児島・長崎に支局を設置。
明治21年
日本赤十字社長崎委員部を設置
事務所を長崎県庁内(立山役所跡)に設置。
明治27年
日清戦争において最初の戦時救護
日本赤十字社として初めて本格的な戦時救護となる。長崎委員部からも医員2名、看護人6名を派遣。陸軍用船に乗組み、船内救護に服務。
明治31年
日本赤十字社篤志看護婦人会長崎支会を設立
明治20年5月、日本赤十字社監督の下看護篤志婦人会本会が設立。以後各地方に設立。長崎も6月に長崎支会を設立。
明治37年
日露戦争へ戦時救護班を派遣
支部から救護員103名を派遣。日露戦争における日本赤十字社の捕虜への手厚い救護は、「世界で最初の文明戦争」と歴史家に評価される。
明治39年
高島炭坑爆発事故・船舶遭難事故における救護活動
3月に坑内ガス爆発事故、10月に珊瑚採取船、漁船の暴風雨による遭難事故で多数の死傷者が発生し、県知事からの救護班の要請があり救護員を派遣。
明治40年
コレラ菌患者の救護活動
北松浦郡・世知原方面で軍隊からコレラ菌患者発生。救護員を派遣。
大正2年
結核予防撲滅事業を開始
日本赤十字社が結核予防撲滅事業を取り組むことになり、支部は、大正3年から11年の9ヵ年従事。
大正3年
第1次世界大戦へ救護員を派遣
支部から英国へ看護婦1名を派遣。
日独戦争へ救護員を派遣
佐世保海軍病院に救護班を派遣。
大正6年
長崎支部事務所を新築移転
長崎市新橋町1番地(現諏訪町)に事務所・倉庫を新築。
大正11年
島原地震における救護活動
11月に南高来郡及び島原地方に地震が発生し、小浜・北有馬に救護所を設け救護班を派遣。
大正12年
関東大震災へ救護班を派遣
支部から救護班2個班14名を派遣。60日間従事。
大正14年
少年赤十字団が発足
団数35、団員15,004名
昭和7年
上海事変へ救護班を派遣
佐世保海軍病院に救護班3個班を派遣。
昭和10年
巡回健康診療・眼科専門巡回診療の実施
無医地区及び離島地区に診療班、眼科医療班を編成し、巡回診療。
昭和12年
第2次世界大戦へ救護班を派遣
昭和12年から20年終戦まで8年間、救護員371名派遣。
昭和20年
長崎市に原子爆弾投下における救護活動
支部診療所(新橋町)に多数の負傷者が殺到し日赤救護所を設置。不眠不休で応急治療。一時帰郷中の大阪看護専門学校依託学生65名を召集。
昭和21年
終戦後の救護活動
旧陸海軍病院の傷病者の救護に救護員117名派遣。
昭和22年
赤十字ハウスを設置
佐世保駅に旅客の世話や帰還者の接待活動を婦人奉仕団が実施。
昭和27年
支部名を改称
「日本赤十字社長崎支部」から「日本赤十字社長崎県支部」に改称。
昭和28年
豪雨災害における救護活動
北松地区に3日間の大雨で死傷者、住宅全壊等の多数の被害が発生。救護班を派遣。
昭和28年
第7次中国帰国船に救護員を派遣
10月14日帰還の第7帰国船に乗船し、救護員看護婦3名を派遣。
昭和31年
北朝鮮帰還業務
県に設置された「帰還業務県対策本部」と協力し、12年間、161世帯1,174人の帰還業務を行った。
昭和32年
諫早大水害における救護活動
梅雨前線により豪雨をもたらし、河川が氾濫し大水害が発生。7月25日~8月3日まで救護員41名を派遣。
昭和42年
梅雨前線における救護活動
佐世保、五島、対馬を中心に洪水、がけ崩れが発生。救護班6個班を派遣。
昭和46年
支部社屋を新築移転
長崎市魚の町3-28(県有地)に日赤会館を建設し、支部と血液センターが移転。
昭和55年
ベトナム難民救援施設を開設
昭和52年9月の閣議了解での難民対策に日赤が協力。西彼大瀬戸町に「大瀬戸寮」を開設。難民40人受入。
昭和57年
長崎大水害における救護活動
緊急動員し避難所へ毛布、日用品セットを搬送。無線奉仕団へ協力要請。救護班の出動。赤十字奉仕団の救援活動。
昭和58年
幼稚園の青少年赤十字が誕生
長崎市のいなさ幼稚園に県下初めての幼児による青少年赤十字が誕生。
平成3年
雲仙普賢岳噴火隊規模火砕流における救護活動
「日赤長崎県支部災害対策本部」を設置し、救護活動を開始。
平成7年
ベトナム難民救護施設「大瀬戸寮」を閉所
開始から15年間、671名入所。
平成11年
支部殉職者の赤十字救護員慰霊碑建立および慰霊祭開催
第2次世界大戦中に殉職した救護員21名の慰霊碑を日赤会館に建立。除幕式と慰霊祭を開催。
平成15年
上海市紅十字会と友好交流
青少年赤十字事業、災害救護事業等について、お互いに研究、協力し、事業活動の発展を目的として「友好交流合意書」に調印。
平成16年
新潟県中越地震災害における救護活動
新潟県小千谷市に医療救護班、長岡市にこころのケア要員を派遣。
平成23年
東日本大震災における救護活動
宮城県石巻市に医療救護班10個班(74名)、事務支援要員(4名)、血液供給要員(1名)、被爆医療アドバイザー(5名)、こころのケア4個班(15名)を派遣。

平成28年
熊本地震における救護活動
前震発生から約3時間後に医療救護班2班を派遣。以後も熊本市、益城町、南阿蘇村に医療救護班6個班、対策要員11名、熊本病院支援要員看護師1名、福祉避難所支援要員看護師2名のほか防災ボランティアを派遣。
平成29年
「核兵器禁止及び廃絶に係る国際赤十字・赤新月社運動会議」を長崎市で開催
4月24日から26日長崎市のホテルニュー長崎で開催。
平成30年
7月豪雨災害における救護活動
広島県安芸郡坂町に救護班1個班8名を派遣。
令和元年
8月豪雨災害における救護活動
佐賀県武雄市、杵島郡大町町に救護班1個班8名を派遣
令和2年
現在の支部社屋を新築移転
3月に日本赤十字社長崎原爆病院(長崎市茂里町)との合同社屋の3階に移転。

支部長あいさつ

県民の皆様には、日頃から赤十字の事業につきまして、格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

日本赤十字社は、災害救護をはじめ医療事業や血液事業の推進、突然の心停止に対するAED(自動体外式除細動器)を用いた救急法等講習の普及、赤十字奉仕団や青少年赤十字の育成など地域に根ざした各種の事業を実施しております。これらの事業が実施できますのは、会員並びに様々な活動を展開いただいておりますボランティアをはじめ、多くの皆様のお力添えの賜物であり、心から感謝申し上げます。

また、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、県民の皆様並びに事業者の皆様には感染症対策に取り組んでいただき、医療従事者をはじめ多くの関係者の皆様には最前線で懸命にご尽力いただいていることに、深く感謝申し上げます。今後も、皆様のご協力を仰ぎながら、感染拡大の防止に努めてまいります。

これからも新たな視点に立って、県民の皆様のニーズに合った赤十字であるよう努力してまいりますので、引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

令和4年3月

日本赤十字社長崎県支部 支部長