令和7年度三重県青少年赤十字リーダーシップ・トレーニングセンターを開催しました

 令和7年7月から8月にかけて、三重県青少年赤十字リーダーシップ・トレーニングセンター(以下、トレセン)を開催しました。
 県内の小学校から高校の児童・生徒らと、指導者、赤十字ボランティアが参加し、小学校は日帰りで2日間で、高校・中学校は2泊3日で実施しました。

 トレセンとは青少年の教育プログラムの一つで、青少年赤十字の活動をはじめ各学校の中核となる「生徒のリーダー」の養成を目的としています。
 「リーダー」とは、ある特定のメンバーだけがリーダーシップをとるのではなく、グループの中で役割を持ち、仕事の内容や時間と場所によって、ある時はリーダーとなり、ある時はよき協力者となれるように、メンバーの一人一人が「リーダーシップの取り方を学ぶこと」を目的としています。
 
 以下、研修の様子をご紹介します。

小学校トレセン

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日 時:令和7年7月29日(火)・30日(水)
会 場:日本赤十字社三重県支部
参加者:小学生15名、指導者・赤十字ボランティア8名

小学校トレセンには津市内の児童たちが参加しました。
災害時シュミレーションでは、災害時に何を優先して持ち出せばいいかを話し合い、事前に準備する大切さを学びました。また、10分後に避難者がやってくるという想定で、限られた時間内で仮設テントに段ボールベットを設置しました。

中学校トレセン

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日 時:令和7年8月4日(月)~6日(水)
会 場:津市青少年野外活動センター
参加者:中学生38名、指導者・赤十字ボランティア32名

中学校トレセンには各校の生徒会のメンバーや有志の生徒たちが参加しました。
2日目の夜に行われたスタンツでは、研修で学んだ成果を劇にして発表しました。赤十字の誕生のきっかけとなったソルフェリーノの戦いを再現したり、ケガの手当ての実演を行ったりと、各HRが工夫を凝らしてステージを賑わせました。

高校トレセン

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日 時:令和7年7月23日(水)~25日(金)
会 場:津市青少年野外活動センター
参加者:高校生35名、指導者・赤十字ボランティア12名

高校トレセンには県内のJRC部(ボランティア部)の生徒たちが参加しました。
2日目の国際理解・親善の時間では、大阪・関西万博会場とオンラインで繋いで、アフリカ・マライ共和国の実情を学び、世界で貧困に苦しむ国・地域への支援活動の意義や、自分たちに何ができるかを考えました。