dERU展開研修を実施

 7月21日、静岡県支部では管内赤十字施設職員を対象として災害時対応強化のための国内型緊急対応ユニットの展開研修を実施しました。
 dERUとは(domestic Emergency Response Unit)(以下「dERU」という。)国内の大規模地震災害等を想定した仮設診療所設備と、それを輸送する車両及び訓練された要員、そしてそれらを円滑に運用するためのシステムを総称したものでです。
 午前の研修では、dERUの装備品や展開についての講義に続いて、東日本大震災での活動事例による場面を想定して、実際に使用する資機材の配置を室内で検討する救護所設置シミュレーションを行いました。
 午後は、被災地で速やかに救護所を設営できるように、ドラッシュテントの組み立てと、午前中に取り組んだ救護資機材の設置までの一連の手順を確認しました。
 参加者からは、それぞれの医療現場や被災地での活動経験を活かし、救護所の動線や利便性を考えた意見が活発に出されたほか、「設営から運用まで体系的に学ぶことができた」「実際に災害が起きた時には今日の経験を生かして救護活動を行いたい」などの声が寄せられました。

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