子どもたちが日赤佐賀県支部を探検! ~佐野常民顕彰会主催 「日本赤十字社 探検隊!!」~
令和7年8月20日(水)、佐野常民顕彰会主催の「日本赤十字社 探検隊!!」(※)が開催され、小学生16名が佐賀県支部を訪れました。
はじめに、赤十字の使命や理念に触れながら国内災害救護活動をはじめとする赤十字が行っている9つの事業について紹介しました。

(赤十字の使命について話をする職員)

(9つの事業紹介する職員)
次にハイゼックス(非常用炊飯袋)を使用した災害食作りを体験しました。
災害時、ライフラインが途絶した際、固く冷たいものを災害食として食す背景を知り、最小限の道具、材料でお米を炊く方法を学びました。子どもたちは、真剣な表情で災害食作りを体験していました。

(協力しながらハイゼックスに水を入れる参加者)

(水と米を入れしっかり密閉)

(鍋に投入)
ハイゼックスを鍋に入れ、できあがるまでの間(約30分)に救護倉庫を見学しました。安眠セットや緊急セット、エアテントや車両等、災害に係る資機材等を紹介しました。また災害時の通信で使用する無線でのやり取りを実演しました。車両展示では被災地へ物資を運搬するトラックを紹介し、実際に車両に乗り込みました。

(物資紹介)

(無線の説明)

(エアテントの前で記念撮影)

(運搬車に乗車)

(できあがった災害食を実食①)

(②)
最後に地震が起きた際、身のまわりに潜むキケンな箇所について考えました。
「落ちてくるもの」「動くもの」「割れるもの」「倒れてくるもの」の4つのキケンを意識し、ワークシート(JRC防災教育教材ぼうさいまちがいさし きけんはっけん)内のキケン箇所を話し合いました。その後、子どもたちに安全隊長になってもらい支部庁舎内のキケン箇所を探し、“キケンシール”を貼ってくれました。身のまわりに潜むキケンをたくさん見つけてくれました。今後、子どもたちが地震から命を守るため、おうちのキケン箇所について家族で話し合い、災害に備えてくれることを期待します。

(キケン箇所についてみんなで考える①)

(②)

(安全隊長として庁舎内の危険個所チェック①)

(②)
探検を通じて触れた常民の人道・博愛精神を忘れずに、これから先子どもたちが自分にできることを考えて実行してくれることを期待します。
※「日本赤十字社 探検隊!!」
佐野常民顕彰会が、日本赤十字社の初代社長である佐野常民の人道・博愛精神や活動が深く浸透している赤十字活動を子どもたちが体験することで、自分に何ができるかを学ぶことを目的に開催しています。