特殊赤十字奉仕団

救急法奉仕団は、救急法指導員で結成され、赤十字の理念である人道の精神に基づき救急法の講習普及に努めています。

県内における講習会の要請はＡＥＤの普及とともに年々高まっており、奉仕団の協力により年間４，０００人以上の方が受講されています。

水上安全奉仕団は、赤十字の理念である人道の精神に基づいて、水の事故から生命を守るための正しい知識や技術を普及することを目的としています。

活動の中心は、水の事故が多発する夏場であり、支部の主催する救助員養成講習会や他団体等から依頼のあった短期講習会へ積極的に参加し、着衣泳等の指導を行っています。水上安全法指導員は、水の犠牲者０を目指し、県内各地域で活躍しています。

幼児安全法奉仕団は、赤十字が行う幼児安全法の普及およびそれに関する事業に従事し、赤十字の理想とする人道的任務の達成に奉仕することを目的として、平成１５年度幼児安全法指導員で結成されました。

輸送奉仕団は四輪駆動車の愛好者によって構成され、赤十字の人道博愛の精神に基づき、赤十字社が行なう災害救護活動等に関する業務に奉仕することを目的としています。

主な活動としては、各種防災訓練に参加し、救援物資搬送や飛行隊からの通信筒の回収等を担当しています。また、臨時救護への協力や支部車両整備・点検を行い、有事に備えています。

佐賀県赤十字無線奉仕団は、広く団員を募るため、平成３０年度に佐賀県赤十字アマチュア無線奉仕団から佐賀県赤十字無線奉仕団に名称を変更し、規約の改正を行いました。

団員はアマチュア無線の有資格者で構成され、赤十字の精神に基づき、無線機を利用して、赤十字社が行なう災害救護活動等に関する業務に奉仕することを目的としています。

各種防災訓練へ積極的に参加しており、その内容は、無線による画像伝送、赤十字飛行隊との通信訓練などです。

日頃から無線機器やアンテナの定期点検・整備を行い、有事に備えています。

全国で３９番目となる赤十字飛行隊佐賀支隊が、平成１６年１月２４日佐賀支隊員１人により結成されました。

これまで佐賀県には赤十字飛行隊がなく、災害時には近県の長崎支隊や熊本支隊に要請していましたが、佐賀支隊が結成されたことで、万一の災害にも機動力を発揮し救護活動を行うことができるようになりました。

また、災害救護訓練時においては、セスナ機やヘリコプターによる偵察活動をはじめ医薬品や通信筒の搬送など実施しています。

英国赤十字社では、セラピューティックケアとして首や肩のマッサージとハンドケアを行なってきました。日本でもセラピューティックの技術と手のぬくもりによって、心身の苦痛を軽減し、社会的孤立を防止しようと香川県赤十字奉仕団が高齢者在宅支援活動の一端として取り入れたことから、平成１３年度佐賀県でもこうしたボランティア活動を希望する方々によって「ほっと」が結成されました。

現在は、養護老人ホーム等施設や難病患者及び家族の集いなどにおいてセラピューティックのボランティア活動をしています。

看護奉仕団は、平成２９年度に日本赤十字社看護婦同方会佐賀県支部奉仕団から佐賀県赤十字看護奉仕団に名称を変更し、規約の改正を行いました。

看護師免許を有する団員で組織され、赤十字の人道博愛の精神に基づき、看護の経験を生かし身近な奉仕を自発的に行うことを目的とし、おもに臨時救護に協力しています。

佐賀県の青少年赤十字がさらに普及発展するよう加盟促進に協力するとともに、佐賀県青少年赤十字指導者協議会を支援し、会員相互の研修と親睦を図ることを目的として、平成9年2月28日「佐賀県青少年赤十字賛助会」が設立されました。

以後、全国組織が「全国青少年赤十字賛助奉仕団協議会」と名称を変え、赤十字奉仕団となったことから、平成１４年２月、佐賀県もそれに準じて、「佐賀県青少年赤十字賛助奉仕団」として発足しました。

賛助奉仕団には、加盟校の登録式講師、未加盟校への啓発・加盟勧誘活動、博愛フェスタへの参加等、青少年赤十字の更なる発展のため積極的に支部事業に協力を得ています。

毎月、赤十字広報活動用資材の仕分けや印刷製本作成をはじめ、１２月の海外たすけあい期間中には、ＮＨＫ佐賀放送局で受付窓口を担当しています。