赤十字ボランティアが能登被災者支援活動を実施しました

 3月15日に沖縄県赤十字安全奉仕団員2名と支部職員1名が、石川県輪島市で被災者支援活動を実施しました。
支援活動には、宮崎県支部の職員、ボランティア及び日本赤十字社本社職員も同行し、共同で支援を実施しました。

 輪島市内の避難所2ヶ所(大屋小学校、河原田小学校)で実施した被災者支援では、ハンドケアと足湯を提供し、合計8名の方にリラックスしていただきました。また、沖縄と宮崎から持参したご当地のお菓子を食べていただきながら、ゆっくりと皆さんのお話を伺うことが出来ました。「この間、息子に温泉に連れて行ってもらったけど、同じくらい気持ちいい」「本当にありがとう。奥さんにもお菓子持って行かなきゃ」と皆さんに喜んでいただけて、大変うれしく思いました。

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 被災者の方々からいただいたお話の中には、「地震による被災者のイメージが強く、大雨による被災者は理解してもらえない点もあった。」「若い人がいない。年寄りだけが取り残されていく。」「避難所では、シャワーしか浴びれない。外に入浴場が設置されているので、脱衣所が寒い」「お家、お墓もすべてなくなってしまった」といった、一人ひとりの切実な思いのこもった言葉もあり、災害について改めて考えさせられました。

 市内では、仮設住宅の建設が進み、避難者の入居も進むなど復興に向けた取り組みが進められていますが、道路のいたるところには、傷跡が見られたり、傾いたままの電信柱や標識が立ち並ぶなど、完全に復旧するにはまだまだ時間を要するものと思われます。
赤十字に出来る支援、個人として出来る支援、それぞれに何が出来るのか、これからも考えながら支援していくことの重要性を感じました。

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