児童クラブの先生向けに赤十字防災セミナーを実施しました
12月11日(水)、泊児童クラブの先生向けに、赤十字防災セミナーを実施しました。
那覇市にある同クラブを会場に実施されたセミナーでは、導入部として災害や防災の基本的な知識について、講義を行い、後半は、カードゲーム使った避難所運営体験のグループワークを実施しました。
避難所運営体験のグループワーク『ひなんじょたいけん』は、「感染症疑いの避難者が来た場合はどう対応すればよいのか」「更衣室が設置できそうな場所はあるか」「毛布やパンを配る際のルールはどうするか」など、さまざまな出来事、課題にどう対応していくか、意見交換しながら気づきを深めることで「避難者」を疑似体験できるカリキュラムです。
学童の立地上、実災害時には、隣接する小学校と連携して避難者への対応や子どもたちへの対応が求められる可能性もあることから、参加者の皆さんは真剣にグループワークに取り組んでおり、「どんな人たちが避難所運営に入るのか?小学校の先生方が避難所を運営してくれるのか?」「発災後、落ち着いてきたら、子どもの保護者には迎えに来てもらえるようにした方がよいのか?」といった、実災害を想定した質問も上がりました。
「ひなんじょ たいけん」※赤十字版HUG(避難所運営ゲーム)
避難所運営をみんなで考えるための図上訓練です。専用のカード等を用いてグループワークを行います。
避難者の年齢、性別、それぞれが抱える事情などが書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを疑似体験していきます。
赤十字沖縄県支部では、自治体、企業、学校などの各種団体向けに、防災セミナーの運営を行っていますので、興味のある方はぜひ当支部までご相談ください。