青少年赤十字活動報告会を開催しました

 令和5年5月29日(月)、青少年赤十字活動報告会を開催しました。
 この報告会は、各加盟校が青少年赤十字の実践目標に沿って取り組んでいる活動を、校種を超えて互いに交流することで、より活発に青少年赤十字活動が展開されることを目的として今年度からスタートしました。
 当日はこども園、小学校、中学校、高校の4校・園から、各校で取り組む活動を紹介いただきました。

 以下、各校から発表いただいた活動の一部をご紹介します。

公園のトイレをきれいにしよう!(認定こども園 杜の街ゆたか園)

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 園児(5歳)たちが、散歩にでかける公園の「トイレが汚いから使いたくない」という1人の思いをきっかけにみんなで考えていくなかで、「遊びに行く公園のトイレをきれいにしよう!」と意見が一致した。掃除をするのに、必要なものやどうすればきれいになるのかを考え、トイレ掃除を行った。

会社をつくろう~ミャンマーの難民の子どもたちを支援しよう(津市立村主小学校)

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 小学6年生がNPO法人AEFAのお話を通して、ミャンマー出身の少数民族の難民の子どもたちが通う学校がマレーシアにあることを知った。生活をするだけで精一杯の子どもたちが少しでも学校で勉強できるよう支援したいと考えた児童たちが、「会社をつくろう」の取り組みをはじめ、支援金を得るために、商品を作ったり、サツマイモ栽培をして販売活動を行った。
 写真は商品を試作する子どもたちの様子。

ウクライナ人アンナさんとの交流(四日市市立橋北中学校)

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 中学2・3年生の英語の授業でゲストティーチャーとしてウクライナ人のアンナさんを招き、ウクライナの文化や歴史について学んだ。その際、アンナさんから「ウクライナのために自分に何ができるかアイディアを出して欲しい。」というお話を受けて、生徒たちが「ウクライナの平和」をテーマに絵を描く取り組みを行った。その後、ウクライナ支援のためのチャリティーイベントにボランティアとして参加するなど、校内の活動が、校外への自発的な活動につながっていった。

震災で悲しみを抱える人をつくらない街づくり「防災きにゃんプロジェクト」(三重県立紀南高等学校)

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 JRC部と有志生徒が、防災きにゃんプロジェクトへの参加をきっかけに、高校がある地域に遠くからでも、どのような人にでも分かりやすい、津波避難場所への案内板を設置する取り組みを行うことになった。案内板を設置するための費用を賄うため、地元企業や個人と協力し非常用持出袋「防災避にゃんセット~一緒にひにゃんしよう!~」を作り販売を行った。

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「防災避にゃんセット」には携帯ラジオや懐中電灯、ばんそうこう、タオル、ウェットティッシュ、携帯トイレ、手づくり安全確認カード等、被災した際に必要となるものが入っています。