人材育成

日本赤十字の人材育成

赤十字の使命である人道的任務を達成するためには、職員一人ひとりの活動が重要であり、人材を育成することが事業の発展に結びつくことから、日常業務を通して実践的な育成を行うOJT(職場内研修)、集合研修などのOff-JT(職場外研修)、自己啓発支援などを組み合わせ、体系的に人材育成を行っています。

職場外研修(Off-JT)

日本赤十字社では、効率よく集中して体系的な人材育成を行うために、特定の対象者を各職場から選抜して、集合研修を実施しています。経験年数や役職に応じた役割と期待される能力を十分自覚し、それを全うしうる知識・能力を身につける「階層別研修」、専門的な知識・技術を習得するための「職能別研修」、特定のテーマや課題に関する知識・技術を習得する「課題別研修」などを行っています。

幹部職員養成

本社、支部、施設に勤務している6万人を超える職員が、日本赤十字社の使命を共有し、赤十字運動の担い手としてその役割を果たしていくために、全社的な視野に立ってこれらの職員を指揮・監督する幹部職員を計画的に養成しています。本社では、事務系課長級職員を対象とした「基幹幹部職員養成研修」、事務系係長級職員を対象とした「中堅幹部職員養成研修」を実施しています。

国際救援・開発協力要員

業務を通じて培った技術や経験、専門性を生かし、国際救援・開発協力要員として赤十字の国際的な活動に携わる職員の育成を行っています。国際赤十字が提供するe-ラーニング、日本赤十字社が国際赤十字と共に開催する規定の研修を修了することで国際要員として登録され、その後安全管理の研修を修了した国際要員が海外の事業地に派遣されます。さらに段階的に専門分野の研修や実務経験を積むことで、より幅広く国際的な活動に貢献できるようになります。

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