看護師等の養成

医療・看護の担い手を育てるために

看護師の養成は、日本赤十字社が120 年以上前から行っている事業です。戦時救護に携わる救護看護婦の養成からスタートし、その後、災害救護が養成目的に加わりました。20の養成施設を設置し、看護師、助産師、保健師、介護福祉士を育成しています。保健医療をはじめ災害救護、国際救援などの分野を学ぶことで、赤十字看護師として赤十字の精神と技術を身につけ、国内の臨床現場はもちろん、国内の災害救護、国際救援活動をはじめ、新興感染症に対する保健医療活動においても力を発揮しています。また、看護管理者の教育や幹部看護師の教育にも積極的に取り組んでいます。

00

看護師等の養成

看護大6校、短大1校、専門学校10校、助産師学校1校、幹部看護師研修センター1施設の計19の養成施設で看護師、助産師、保健師、介護福祉士を育成しています。赤十字の看護大学や専門学校では、国が定めた科目のほかに「赤十字概論」や「災害看護論」、救護訓練など赤十字として特色ある教育を行っています。卒業生は確実な知識と技術、赤十字の精神を身につけ、臨床現場、国内の災害救護、国際救援活動でも力を発揮しています。

00

就職後の教育

日本赤十字社では、赤十字施設の看護の質の向上と専門職としての看護師の能力開発の仕組みとして、独自に「赤十字施設の看護師キャリア開発ラダー」を導入しています。このラダーでは、段階別の到達目標が設定され、目標を達成するための教育研修と一対になっています。職場の上司や先輩・同僚の支援を受けながら段階的にキャリア開発に取り組むことができます。

00

看護管理者の教育

赤十字看護師の継続教育機関として、「日本赤十字社幹部看護師研修センター」を東京に設置し、赤十字の理念である「人道」に基づき、豊かな人間性を養い、組織の推進者、変革者として活躍できる看護管理者の育成を目指し、質の高い教育を行っています。また、研修センターでは、日本看護協会認定看護管理者の養成や厚生労働省承認の実習指導者講習会なども開催しています。

記載の数値は2023年3月、4月時点のものです。
エントリ JOIN US