血液事業

輸血を必要とする人のために

日本赤十字社が行う血液事業は、血液を提供していただける方(献血者)を募集し、血液製剤として医療機関にお届けする一連の事業です。献血ルームや献血バスなどで献血者を募集し、採血した血液を、高精度な検査を実施のうえ、安全な血液製剤に調製し、全国の医療機関にお届けしています。全国を7つのブロックに分け、検査・製造、需給管理などの体制をブロック単位で集約することにより、安全で均質な血液製剤を合理的・効率的にお届けするための、持続可能な事業運営体制を構築しています。

00

献血者の募集

輸血などに使われる血液製剤は、健康な方々から自発的に無償で血液を提供いただく「献血」により作られています。しかし、例えば血小板製剤は4日間しか保存できず、常に献血者を募集し続けなければいけません。また、特に近年では10~30代の若年層献血者が減少傾向にあり、イベントやメディアを通じた呼びかけや、学生献血推進ボランティアと協力して献血セミナーを開催するなど積極的な対策を講じています。

00

検査・製剤・供給

献血された血液は、血液センターに運ばれ、血液型や各種ウイルスなどの抗原・抗体検査をはじめとした世界最高水準の検査を実施し、安全性を確保しています。検査に合格した血液は、適切な品質管理の下で保管し、血液センターから全国の医療機関へ供給しています。

00

国際協力

献血の推進、検査、製剤など国内の血液事業で培ってきた経験や技術、知識を活用し、主にアジア・太平洋地域を対象に国際協力活動を行っています。アジアの各国赤十字社から研修生の受け入れや、安全な血液の確保や輸血感染症の克服という共通課題の解決に向けた「アジア地域赤十字・赤新月血液事業シンポジウム」の開催などを通して、各国の血液事業の発展と協力関係の強化に寄与しています。

記載の数値は2023年3月、4月時点のものです。
エントリ JOIN US