日赤佐賀県支部常備救護班研修会(第1部)を実施 ~災害に備えて~

令和5年6月3日(土)、4日(日)の2日間、日赤佐賀県支部常備救護班研修会(第1部)を開催しました。

研修会では、唐津赤十字病院の3班(18名)の救護班員に対して、赤十字の災害救護の歴史から直近の災害対応事例などの知識だけでなく、経験豊かな講師陣による実践的なトレーニングやシミュレーションを通じて、救護班員は被災地でのスキルを磨くことができました。

今回の研修会には、佐賀県災害派遣福祉チーム(佐賀DCAT)が協働・連携を目的に、初めて参加いただきました。
佐賀DCATの活動や取り組みを通じて、災害時の福祉支援の重要性を学ぶことができました。
また、DCATチーム員の皆さまに被災者役をしていただいた避難所アセスメント実習では、感情やニーズを丁寧に表現され、実習がより実践的なものになり、被災者の多面的な支援の重要性を学ぶことに繋がりました。
DCATチーム員からも、「被災者役としての経験を通じて、被災者の困難さや心の負担を深く理解できた」という声をいただきました。

日赤佐賀県支部はこのような研修を通じて、関係団体との連携強化を図り、赤十字の使命である「人間のいのちの健康、尊厳をまもる」ため災害時に的確かつ迅速な救護活動を展開することを目指しています。

今後とも赤十字の活動にご理解とご支援をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。

画像 派遣前の準備について議論するチーム

画像 傷病者役の状態を確認する医師と看護師

画像 避難者役に声を掛ける医師

画像 トリアージタグへの記載を学ぶ主事