福井市美山中学校生徒会と美山中PTAが「令和2年7月豪雨災害義援金」を寄託!

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福井市美山中学校生徒会(林愛絵会長・3年)と美山中PTA(江川清一郎会長)は8月6日、九州を中心に被害があった「令和2年7月豪雨災害」の義援金として109,495円を日赤福井県支部へ寄託しました。
 この日、林会長、桒原涼太朗副会長(3年)、江川会長が同支部を訪れ、坪川利隆事務局長に義援金を手渡しました。
 福井市美山地区は、平成16年7月の福井豪雨で未曾有の大雨に見舞われ、甚大な被害を受けました。当時、美山地区の窮状を知った県内外から大勢のボランティアが駆けつけ、美山地区の住民達を助けました。また、同地区には多くの義援金も送られました。美山中PTAは、いただいた厚意や元気に対する思いを伝えると同時に、少しでも復旧に役立てて欲しいと、これまでに熊本地震災害や西日本豪雨の際に義援金を集めており、今回の豪雨に対しても被災地へ義援金を届けることになりました。
 平成16年の福井豪雨は、美山中学校の生徒が生まれる前の出来事ですが、生徒らは当時の映像や被災した住民の体験談を聞き、地区の惨状に衝撃を受けると同時に、多くのボランティアの支援の様子に心を打たれました。今回自分たちに出来ることとして、生徒会が中心となって7月28日から30日の3日間、クラスを回って義援金を集めました。

【義援金寄託への思いについて、3名からのメッセージ】
 林会長「ボランティアの方々は、美山に住んでいたわけでもないのにたくさん来ていただきました。今の美山があるのは、こうした方々のお陰です。今、私達が出来ることは、自分の地区はもちろん、他の地区の方々とも絆を深めることだと思います」
桒原副会長「僕たちは今、勉強も部活動も出来る状態です。募金額は大きくありませんが、少しでも早く被災地の仲間たちが普段の生活に戻れるよう願っています。」
 江川会長「当時、泥とゴミで埋もれた家や地域を前に美山町民は立ち尽くしました。しかし、勇気づけてくださった皆様のお陰で美山には緑が戻り、元気に生活が出来ています。励ましてくださった方々の姿や言葉は今でも忘れられません。直接足を運んで恩返しをすべきですが、今の状況ではそれが出来ず申し訳ない気持ちです。被災地の一刻も早い復旧を心から願っています」