災害救護の「実践力」を磨く――救護班要員養成研修を開催しました
日本赤十字社愛知県支部では、令和8年1月13日(火)から1月15日(木)までの3日間、「救護班要員養成研修」を開催しました。
13日・14日は日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院、最終日の15日は日本赤十字社愛知県支部を会場に実施しました。
本研修は、日本赤十字社防災業務計画等の基本方針に基づき、災害発生時に円滑な救護活動が実施できるよう、必要な知識と技術の習得、そして救護員としての意識の高揚を図ることを目的としています。
初日から高い熱量――「災害時に動ける自分」へ
初日(13日)は、医療職・事務職など様々な職種の職員40名が参加し、災害時に必要となる基礎から実務まで、学びをスタートさせました。
会場では、参加者が「被災地で何が起きるのか」「自分はどう判断し、どう動くのか」を具体的にイメージしながら、講義の要点を吸収しようと前のめりに取り組む姿が見られ、災害救護活動への強い意欲が伝わってきました。
“知っている”を“できる”へ――講義と演習で実践力を強化
研修では、事前学習として災害医療概論、愛知県の災害医療体制、災害現場における体系的な対応(CSCA)等を学び、共通理解を整えたうえで臨みました。
当日は、災害時の情報収集・記録・共有をはじめ、EMIS・D24Hの理解と操作、災害診療記録の標準化、避難所支援など、現場で即応するために欠かせない項目を幅広く扱いました。
さらに、ホワイトボードを用いたクロノロジー(災害時の記録)作成、救護所運営を想定したシミュレーション、被災地病院・避難所支援、市町村役場や保健所での調整など、実際の活動を想定した演習を重ね、「救護班としての動き」を具体的に磨き上げました。
熱心に支えるスタッフ――“教える側”も学びを深める場に
本研修には支部、名古屋第一病院・第二病院、血液センター・日本赤十字豊田看護大学等からスタッフが参画し、参加者が到達目標を達成できるよう助言・指導を行うとともに、スタッフ自身も理解を深める機会として位置づけられています。
「現場を想定して考え抜く参加者」と「少しでも実践につながる学びにしてほしいと熱心に関わるスタッフ」が、同じ方向を向いて研修をつくり上げた3日間となりました。