親子で学ぶ「命を守る力」 -西尾市吉良ワイキキビーチで「親子レスキュー」開催-

毎年、夏になると水辺でのレジャーが増える一方、水の事故も後を絶ちません。自然水域では水の流れや波、急な天候の変化など、予想外の危険が潜んでいます。
日本赤十字社愛知県支部では、こうした事故を未然に防ぐため、729日(火)に西尾市の「吉良ワイキキビーチ」で親子向けの講習会「親子レスキュー」を開催しました。

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親子で体験!命を守る実践的な学び

午前・午後の2回に分けて、合計40名の親子が参加したこの講習会では、

  • 着衣泳の体験
  • ライフジャケットの正しい装着方法
  • ペットボトルなど身近な道具を使って浮く工夫
    など、楽しみながら学べる実践的なプログラムが展開されました。

指導には、赤十字水上安全法のボランティア指導員9名が参加。参加者一人ひとりに対し、丁寧な説明が行われました。
また、西尾市赤十字奉仕団の皆さんには会場設営や受付にご協力いただき、地域の支えのもと、安全かつ円滑な運営が実現しました。

着衣泳・浮いて待つ「泳がない」命の守り方

最初の体験は「着衣泳」。普段着のまま海に入ることで、服が水を含んだときの重さや動きづらさを体感します。
参加者には「泳ごうとせず、無理をせずに浮いて呼吸を確保し、救助を待つ」という命を守る考え方が伝えられました。
ペットボトルを使って浮く体験では、「水辺の事故では近くにある物が命を救う道具になる」という発見がありました。

 

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「おぼれた時にどうすればいいかを学ぶのは初めてだった。とても貴重な体験だった」
「夏休みは家族みんなで海に行くので、今日の学びを生かしたい」
「家でも命の守り方について話すきっかけになった」

参加者の多くが、「遊びながら、真剣に命と向き合った一日だった」と感じてくれました。家族で事故予防の意識を高める大切な機会になったようです。

水の事故から命を守るためには、「正しい知識」と「地域の支え」が欠かせません。
日本赤十字社では今後も、地域と連携しながら「命を守る」ための活動を続けていきます。

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