「第3ブロック合同災害救護訓練」を実施しました

11月17日(金)~18日(土)にかけて、愛知県支部主催で「第3ブロック合同災害救護訓練」を実施しました。
日本赤十字社は47都道府県の全てに支部を展開しており、「ブロック」と呼ばれる区域を基準に合同行事や救護活動を行うことがあります。
「第3ブロック」は愛知県を含む中部・北陸地方の8県が所属する区域です。

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今回の訓練は、愛知県内で東海豪雨級の大雨災害が発生したという想定で実施しました。
近年、国内で毎年のように発生している豪雨災害。日赤第3ブロックとしても、令和元年東日本台風(台風19号)災害をはじめ、1つの県支部単独では対処できない大規模な災害に対して、近隣支部と連携しながら対応してきました。

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本訓練でもそうした実災害の対応を見据え、実際にブロック内の各県支部から救護班や支援要員が愛知県に集結しました。さらには、他病院のDMATチームや豊田市といった関係団体の協力も得て、多くの組織が協働する訓練となりました。

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日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 災害管理センター棟には、医療救護実施に関わる本部を設置。
通信を確保し、情報を収集・集約し、必要な医療が適切に届くよう調整します。

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救護班の派遣で留意すべきことは、医療的な調整ごとだけではありません。道は平時と同じように通れるのか、どこで食事を取り休憩するか等、様々なことを気にかける必要があります。宿泊地の確保も大切な要素の一つです。

今回の訓練では、愛知県赤十字血液センター内に設置している救護員用の宿泊設備を使用し、他県からの救護班を受け入れました。

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日本赤十字豊田看護大学では、体育館を使用して仮想避難所を開設し、各救護班がその中でヒアリングを重ねながら医療ニーズの調査を行いました。

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訓練の実施に際しては、特殊奉仕団をはじめ多くのボランティアの皆さんに協力をいただきました。

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今後も近隣支部及び関係団体との連携を深めながら、災害時の救護活動に関する備えを強化してまいります。