防府高校佐波分校で「新型コロナウイルス3つの顔を知ろう!」の講演会を行いました!

令和3年1月25日(月)、防府高校佐波分校において、全校生徒を対象に、新型コロナウイルスにかかわる人権啓発の講話をいたしました。

佐波分校

日赤では、昨年4月に「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」の資料を作成し、差別の蔓延が、新たな感染者の増加につながると警鐘を鳴らしています。

私たちは誰もがウイルスへの「不安・恐れ」を持っていますが、コロナの差別が蔓延すると、「自分が差別されたくない」との気持ちから、熱があっても隠す、体調が悪くなっても嘘をついてしまうことがあります。

差別する言動も人から人へ感染することを伝え、自分の心の中で生まれた嫌悪や偏見を、言葉にしない・行動に繋げないよう、「負のスパイラル」を断ち切ることを伝えました。

後日、日赤に届いた生徒のみなさんからの感想文(抜粋)

●今回学んだことは、コロナになった人たちを責めないことです。

●見えない敵が悪いのに、どうしても見えるものが悪くなってしまうということに共感を覚えました。今後も徹底して衛生管理をしていきたいです。

●今まで本当に他人事だと思っていたけれど、山口県での感染者がどんどん増えてきて身近なものになってしまったんだなと思いました。自分が感染しないようにすることも大事だけれど、差別になるような発言をしないようにという話を聞いて、私も気づかないうちにしているのではないかと不安になりました。これから気を付けて発言したいと思います。

●手洗いの大切さを知りました。怖いのはウイルスだけではなく、人も怖いと思いました。

●コロナが流行っていろいろなニュースがあるけれど、全部が暗いニュースばっかりだたし、何を信じたらいいのかも分からなくなっていくし、本当に怖いなと思った。誰が悪いとかじゃなくて、自分がしっかりとしないといけないから気を付けようと思った。医療関係の方たちには感謝してもしきれないです。

●私は差別をされたらどうしようとか、自分がなっていたらどうしようと、とても不安になっていました。でも、この話を聞き少し安心しました。みんな同じように思っていることを知りました。

●最近は受験が近付いているせいもあってか、暗いニュースを見過ぎることが多くなっていました。そのせいで暗い気持ちになってたりして、周りを少し遠ざけてた節がありました。なので今後は暗いニュースをみるのをできるだけ我慢して、節度を持って周りと接していこうと思いました。

●私たち高校生のほとんどが「コロナでた。気を付ける」で終わっています。大事なのはその後、どのように気を付けるべきかを考える必要があると思いました。ウイルスは危険です。日ごろから手洗いうがいを徹底しようと思いました。