炊き出しの手順を確認 赤十字奉仕団研修会を開催しました

能登半島地震から1年半が経過し、富山県内で被害の大きかった地域も復旧に向けて少しずつ歩みを進めています。
そんななか、政府の地震調査委員会が、近畿から北陸の海域の活断層に「富山トラフ横断断層」を加え、それぞれの特性を踏まえて算出した今後30年以内にマグニチュード7以上の地震が発生する確率を公表。加賀地方から富山県にかけての東部が12%~14%と上方修正され、「交通事故でけがをする確率より高い」としました。ここ最近はトカラ列島での地震が過去に例がないほど頻発していることもあり、私たちは地震大国にいるのだということを痛感させられます。
5月下旬から6月上旬にかけて、富山県の赤十字奉仕団を対象に県内4会場で炊き出しの研修会を開催しました。
各会場には、リーダー的役割を果たす地域・特殊奉仕団の団員25~40名が集まり、移動組立式炊飯器の設置からガスの点火までの手順を確認。その後はグループごとに分かれ、グループリーダーの指示のもとハイゼックスの袋詰めから始めました。
炊き立てのお米はレトルトカレーと一緒にいただきます。
今回はお米の他に、ハイゼックスでおはぎも作りました。
研修会後のアンケートでは、「初めてのハイゼックスを使っての炊き出しの米が、とてもおいしくてびっくりしました」「普段交流のない地域の奉仕団とコミュニケーションがとれてよかった」「いつも炊飯器の設置は他の人に任せていたので、良い体験になった」などの声が寄せられました。

画像 移動組立式炊飯器の設置の仕方を確認

画像 ハイゼックスの空気の抜き方を教わります

画像 お米と水を入れたハイゼックスを、熱湯がはねないよう釜の淵から滑らせるように入れます

画像 炊きあがったお米を「たも」でざるにあげます

画像 今回は青年奉仕団も参加しました