鳥取県支部について

日本赤十字社鳥取県支部は、全国47都道府県にある日本赤十字社の支部のひとつとして、1887年に鳥取県委員部として誕生しました。
1952年に鳥取県支部と改称され、「人道」を理念に、災害救護、安全講習会普及、ボランティア活動、青少年赤十字活動など、さまざまな活動を行っています。
これらの活動は、県民からお寄せいただいた活動資金や寄付を財源として行われています。
また、県内には赤十字病院、血液センターがあり、同じく「人道」を理念に医療事業、血液事業にかかる事業を行っています。
更に、鳥取県内全ての地域の人々に赤十字の活動が届くよう、県内各市町村には、赤十字事業の推進を担う事務局(地区・分区)が設置されています。
赤十字ボランティアをはじめとする多くの方々によって鳥取県支部の活動は支えられています。

事業実施概要・事業実施計画

事業実施概要

令和4年度

事業実施計画

令和5年度

支部長あいさつ

shibutyo.jpg鳥取県支部長  平井 伸治

鳥取県民の皆さまには、平素から赤十字の活動や社資(活動資金)のご支援に温かいご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

日本赤十字社鳥取県支部では、災害発生時に迅速な救護活動が展開できるよう、平時から日々訓練を継続的に行いながら資機材の整備に努めているほか、県民向けに一般の方でもできる救急法などの講習の開催、ボランティアの指導育成、医療、血液、視覚障がい者支援事業など”いのちを健康”を守る幅広い活動を展開しております。

また、国際赤十字の一員として、本社が実施しているアジアの国々へ給水キットの普及事業を継続的に行っています。

こうした活動は、毎年一定の資金を提供して下さる社員の皆さまをはじめ、赤十字を応援してくださる数多くのボランティアの皆さまによって支えられています。

今後とも、赤十字の使命をしっかり受けとめ、邁進していく所存でありますので、赤十字活動に対しまして、引き続き変わらぬご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

沿革

明治21年
日本赤十字社鳥取県委員部を設置
山田 信道知事が初代地方委員長に就任。明治28年には社員数などの条件を満たし、 日本赤十字社鳥取支部に昇格。
明治27年
日清戦争において最初の戦時救護
日本赤十字社として初めて本格的な戦時救護となる。鳥取県委員部からも医員と看護婦を本社へ派遣。陸軍御用船乗り込みの船内救護員として活動した。
明治30年

鳥取県立鳥取病院内に日本赤十字社鳥取支部救護看護婦養成所を開設。赤十字看護婦の養成に努める。
明治37年
日露戦争へ戦時救護班を派遣
支部から救護班を2個班派遣。日露戦争における日本赤十字社の捕虜への手厚い救護は、「世界で最初の文明戦争」と歴史家に評価される。
大正4年
日本赤十字社鳥取支部病院が開院
県立病院の業務を継承する形で、全国13番目の支部病院として4月1日に開院。
大正12年
関東大震災における救護活動
支部から医師と看護師からなる臨時救護班を派遣。
昭和18年
鳥取大震災における救護活動
救護班42個班が無料診療をおこなう。
昭和27年
鳥取大火において救護班を派遣
4月17日に発生した鳥取大火において、救護班を39個班派遣した。
昭和33年
鳥取県支部創立70周年記念大会を開催
米子市公会堂にて鳥取県支部創立70周年記念大会を開催。
昭和40年
鳥取県に血液センター開設
鳥取赤十字病院内に鳥取県赤十字血液センターを開設。
鳥取県支部事務所を移転
鳥取県支部の事務所を旧県議会議事堂に移転。
昭和50年
鳥取県支部事務所を移転
鳥取県支部の事務所を鳥取県庁第2庁舎内に移転。
昭和51年
鳥取県赤十字有功会が設立
4月27日に鳥取県赤十字有功会が設立。総会をおこない、有功会員77名が参加した。
昭和56年
鳥取県赤十字血液センターを開設
鳥取市江津に鳥取県赤十字血液センターを新築。
平成7年
阪神・淡路大震災における救護活動
県内3赤十字施設から、救護班を派遣。
平成10年
高知県集中豪雨災害における救護活動
中国・四国各県支部(第5ブロック)の代表支部として、同ブロック内の要員派遣や救援物資の輸送などの調整をおこなった。
全市町村に地域奉仕団が発足
赤十字奉仕団創設50周年に併せて、鳥取県内全市町村に地域奉仕団が発足した
平成12年
鳥取県西部地震における救護活動
鳥取県西部地域において、巡回診療ならびに生活支援物資を搬送した。
平成16年
新潟県中越地震における救護活動
救護班を1個班派遣。
平成20年
日本赤十字社鳥取県支部創立120周年記念大会の開催
1月11日に創立120周年を迎え、記念式典を開催した。
平成23年
東日本大震災における救護活動
県内の赤十字施設から、日赤DMAT隊1隊、救護班を7個班、心のケア要員10名、病院支援に2名、防災ボランティアリーダー2名、広報支援に1名を派遣。救援物資の輸送もおこなった。
平成24年
災害救援物資倉庫の建設
鳥取県赤十字血液センター敷地内に災害救援物資倉庫を建設した。
平成26年
平成26年8月豪雨
「平成26年8月豪雨」により被災した広島市に救護班を派遣した。
平成28年
熊本地震における救護活動
被災地に救護班をはじめ、赤十字防災ボランティアを派遣した。
鳥取中部地震における救護活動
平成30年
平成30年7月豪雨災害における救護活動
被災した岡山県および広島県に救護班等を派遣した。