東日本大震災から15年 青少年赤十字高校生メンバーが災害時の「食の支援」を学ぶ
2月11日、東日本大震災から15年を迎える節目にあたり、徳島県高等学校青少年赤十字冬期学習会を開催しました。
本学習会は、災害時における食の支援について理解を深めるとともに、震災時に活動した救護班の取組を知ることで災害対応の実際を理解し、協力して活動することの大切さを学ぶことを目的に実施したものです。
当日は、県内10校から23名の青少年赤十字(JRC)高校生メンバーが参加しました。
参加した高校生の多くは、東日本大震災当時まだ幼く、記憶がかすかに残っている程度で、被災地の状況を写真や映像で詳しく見る機会が少ない世代でもあります。震災について「知っていないからこそ、次の世代へ伝えていくことの大切さ」を改めて考える機会となりました。
学習会では、東日本大震災発生当時に被災地へ派遣された日本赤十字社徳島県支部の救護員や、実際に被災地で炊き出し支援を行った赤十字奉仕団員から、当時の災害救護活動や支援の実際について話を聞きました。参加者からは、「救護活動の大変さを知ることができた」「温かい食べ物が、人々の体だけでなく心まで支えていたことを知った」といった感想が寄せられました。
また、震災当時に被災者の方々へ提供した「阿波牛の牛丼」を参加者全員で再現する炊き出し訓練を行うとともに、食物アレルギーなど炊き出し支援において必要となる配慮や工夫について考えるワークショップを実施しました。
出来上がった牛丼は、JRCメンバーが災害時を想定して配膳を行い、炊き出しに必要な配慮を踏まえて、食物アレルギーが一目で分かる表示を作成しました。

今回の学習会を通じて、JRC高校生メンバーが災害の記憶を次世代へつなぎ、将来、地域や社会で支援の担い手として行動するための大切な学びの機会となりました。