「浮いて待て」「サンダルバイバイ」~親子で学ぶ水の事故防止親子10名が参加~
5月31日(土)、京都踏水会水泳学園にて「泳がない水上安全法講習会」を開催し、親子10名の方にご参加いただきました。
毎年夏になると、水の事故が多発しています。令和7年の警察庁の発表によると、水難事故は依然として高い水準にあり、特に夏場に事故が集中しています。このような状況を受けて、私たちは「泳がない水上安全法講習会」を今年も開催しました。
赤十字水上安全法では「救助員養成講習」として人を助ける技術を学ぶ講習がありますが、溺れた人を助けることは非常に危険を伴います。この講習会では、泳ぐ練習よりも「溺れない練習」に重点を置きます。泳げる人でも溺れる可能性があること、そして泳げない人でも溺れないための知識と技術を学ぶことが、水の事故を減らすことにつながります。
講習では、以下のような内容を親子で楽しく学びました。
○イカ泳ぎ(エレメンタリーバックストローク)
○深いところに落ちたときの水中ジャンプ(ホビング)
○服を着たまま水に落ちたときの対処法
○ペットボトルなど身近な物を使った安全対策
○泳がずに人を助ける方法
浮いて待つも体験しておくことが大切です
近年、子どもたちが水に慣れる機会が少なくなっています。だからこそ、基本的な知識を事前に伝えておくことが、いざというときの助けになります。保護者の皆さまには、ぜひお子さんに次のことを伝えてください。
【浮いて待て】
もし水に落ちてしまったら、無理に泳ごうとせず、力を抜いて仰向けになり、浮いて助けを待つことが大切です。泳いで助けに行くことは非常に危険です。もし誰かが溺れているのを見つけたら、自分が水に入るのではなく、ペットボトルやクーラーボックスなど浮くものを投げて渡してあげるなど、泳がずに助けてあげてください。大きな声で助けを求めることも大切です。
【サンダルバイバイ】
夏の川や海でサンダルが流されても、絶対に追いかけてはいけません。大切なのは、お子さんに「サンダルを失くしても絶対に怒らないよ」と事前に伝えておくことです。子どもは「怒られる」と思うと、危険を冒してでも取りに行こうとしてしまいます。「物はまた買えるけど、あなたの命は一つだけ。何も持たなくていいから、無事に帰ってきてね」と伝えてあげてください。
日本赤十字社京都府支部では、今後も水上安全法の普及に努め、水の事故防止に取り組んでまいります。水上安全法講習にご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。