戦争にもルールがあるんだよ ~宇治市立西小倉中学校で国際人道法の出前講座~
ケンカであっても、傷つけすぎない、やりすぎないルールを話し合いました
青少年赤十字加盟校である宇治市立西小倉中学校において、5月8日(金)、平和学習の一環として「国際人道法」に関する出前講座を実施しました。本講座は、世界赤十字デー(5月8日)にあわせて実施されたもので、同校からのご依頼を受け、「戦争にもルールがあるんだよ ~国際人道法~」をテーマに、生徒の主体的な学びを大切にした内容で行いました。
当日は、ゲームやグループワークを中心に、生徒たちに「けんかのルールを考えよう」という身近なテーマについて考えてもらいました。話し合いの中で出てきた「傷つけすぎないこと」「やりすぎないこと」といった意見が、実は国際人道法の考え方とつながっていることを紹介し、戦争の中にも守るべきルールがあることを学びました。
さらに、国際人道法は「戦争であっても人を守ること」「被害をできるだけ小さくすること」を目的としており、とりわけ子どもや女性など戦闘に参加していない民間人を守ることが重視されていることを説明しました。また、赤十字や赤新月の標章をつけた人や施設は攻撃の対象にしてはならないなど、具体的なルールについても理解を深めました。
一方で、日々のニュースの中では、こうしたルールが守られていないように感じられる出来事も少なくありません。しかしそのような状況の中でも、被害を少しでも減らそうと努力している人々が世界中に存在していることを知ることの大切さについても伝えました。
講座の最後には、生徒の皆さんに向けて、「自分自身を大切にすること」「身近な人を思いやること」「困っている人がいたら一歩踏み出して助けること」が人道の第一歩であることを伝えました。また、国際人道法というルールの存在を一人ひとりが知り、その意味を理解することが、より良い社会の実現につながることにも触れ、「人を助けられる人になってほしい」とメッセージを送りました。
参加した生徒からは、「暴力ではなく話し合いで解決する」「困っている人に気づいて助けたい」「小さな行動を積み重ねたい」といった声が聞かれ、人を大切にする心を日常の中で実践しようとする姿勢が見られました。今後も青少年赤十字活動を通じて、子どもたちが人道について学び、自ら考え行動する力を育む取り組みを進めてまいります。