赤十字の使命を胸に!地域から広がる人道の絆~日赤中京区地区奉仕団研修会~
開会挨拶(中京区地区地域奉仕団 河邑委員長)
昨今の国際人道法の現状を知り、私たちにできることを一緒に考えました
令和7年12月4日(木)、ANAクラウンプラザホテル京都「朱雀の間」で日赤中京区地区奉仕団研修会が開催され、奉仕団員約30名が参加されました。
この研修会は、奉仕団員の専門的資質の強化を図り、国際人道法の理解を深めと赤十字運動の重要性を再認識することを目的に行われました。
研修では「国際人道法~紛争下で守られない命~」をテーマに、世界の紛争と国際人道法の最新情勢や予防的な取り組みについて説明し、まず知ることの重要性を強調しました。
同地区奉仕団の河邑委員長からは「赤十字奉仕団の一員として、自分たちが募集した活動資金が国内外でどのように活用されているかを知り、伝える必要があります」「微力であっても我々が国際人道法を普及し、紛争被害を少しでも減らしたい」とコメントがあり、参加者は真剣に耳を傾けておられました。
日赤中京区地区では、平成29年度から赤十字関係者を講師とした研修会を継続されており、この取組を通じて講習会や地域活動が広がっている点は特筆すべきです。例えば、過去には献血の重要性を伝えるため、輸血で命を救われた方を招いて講演を行い、地域での献血運動のPRに取り組まれました。また、新型コロナウイルス感染症の流行時には、「感染者への偏見や差別をなくそう」という啓発パンフレットを地域に広く配布し、普及啓発に努められました。さらに、高齢者生活支援講習を受け、災害時に高齢者を守るための取り組みも進めています。こうした継続的な取り組みにより、地域の安全・安心づくりに向けた活動が着実に広がっています。
このような国際人道法の普及活動は、学校や地域、企業などでの講習や研修にも対応しています。
ご希望の場合は、ぜひお問い合わせください。
日本赤十字社京都府支部 TEL:075-468-1182
【日本赤十字社】シリア難民 16歳の少女リンさんのメッセージ
第二次世界大戦後、最悪の人道危機。いまこの瞬間も、シリアでは内戦が続き戦火に怯えながら、逃がれられない人々がいます。
一方、命を懸けて海を渡り、難民となったシリアの人々もいます。
生きるために母と妹の手を引き、命がけで海を渡った16歳の少女の言葉をお聞きください。