一緒に楽しむ!車いすバスケット体験で学んだ大切なこと~児童たちが車いすバスケット選手と交流~
12月6日(土)、京都市立陵ケ岡小学校の体育館にて、ふれあいバスケット(子ども体験教室)が開催されました。
この活動は毎年、青少年赤十字教育研究会が主催となり行っているもので、今年は京都市内の小学生27名が参加しました。
車いすバスケットボールクラブ KYOTO UPS(京都アップス)の監督・選手のご協力のもと、児童たちは車いすバスケットボールを体験しました。
最初は車いすに乗ること自体が初めての児童も多く、ぎこちない様子で試合が始まりましたが、次第に車いすを自由に操作し、試合に熱中する姿が見られました。
寒い中でしたが、30分間みっちりと体験し、みんな汗をかきながら大きな声を出して楽しんでいました。
試合終了後には、児童たちと一緒になって汗を流したKYOTO UPSの選手とお互いの健闘を称え合いました。
今回の特筆すべき点として、過去にこの体験教室に参加した小学生が、中学生になってKYOTO UPSの現役メンバーとして参加してくれ、
児童たちに車いすの操作を指導しながら一緒にプレーする姿がありました。
この事業の意義が、こうして形となって現れたことは非常に素晴らしいことです。
参加した児童からは「知らない人や車いすの人と一緒で最初は緊張したけど、一緒に声を出してシュートも決められたので楽しかったです。腕がすごくしんどかったです。」という声が聞かれました。
さらに、参加した保護者からは「私もぜひ参加してみたい」という声も寄せられ、活動の広がりを感じることができました。
この事業の目的は、障がいのある人を助けるという考え方ではなく、一緒にスポーツを楽しみ、協力して物事を成し遂げることを通じて、共によりよい社会を築くことです。子どもたちには、この活動を通じて青少年赤十字の理念である「気づき・考え・行動する」を実践し、協力の大切さを学んでもらうことを目指しています。