高松海上保安部との合同救助訓練の実施
12月3日(水)香川県沿岸海域の島嶼部での災害対応を想定し、多数負傷者等の救出、救護、搬送等の措置が迅速的確に行なえるよう、日本赤十字社香川県支部及び高松海上保安部が連携した訓練を5年ぶりに実施しました。
訓練は、香川県内で震度6弱の地震が発生、「男木島で家屋の倒壊、火災が発生し、妊婦を含む多数のけが人がいる。」との通報が高松海上保安部に寄せられ、日本赤十字社香川県支部との間で締結した「高松海上保安部と日本赤十字社香川県支部との相互協力に関する協定」に基づき、救護応援の要請があったとの想定のもと行われ、香川県支部からは救護班7名と傷病者役として日赤ボランティア5名が参加しました。
香川県支部救護班は、巡視船いぶきに同船し、地震の影響により巡視船が接岸できない想定のもと、巡視船の警救艇に救護員を1名同行させて現場にて負傷者のトリアージと救護処置を共同実施しました。また、警救艇の定員が6名であることを勘案し、巡視船いぶきに残っている救護班長らと無線連絡をして、負傷者搬送の優先順位を決定し、警救艇にて、いぶきに優先順位の高い傷病者3名を搬送しました。巡視船いぶき内に収容後、船内の活動公室を負傷者の処置室とし、二次トリアージ及び処置を実施しました。強風のため、警救艇の運行等を取りやめるなど一部内容変更も生じましたが、実践的な訓練を実施することができました。
本訓練では、自らの役割の手順と機関相互の連携を確認することができ、今後も定期的に、合同救助訓練を行うこととしています。











