救護所での実践的なシミュレーション！ -令和7年度支部・施設合同救護員実践研修会-

令和7年6月13日（金）、香川県青年センターにて、「令和7年度支部・施設合同救護員実践研修会」を開催しました。
この研修は、医師、看護師、主事らで構成される救護班が、災害現場で的確な救護活動を展開するための能力を培うことを目的としたものです。
日本赤十字社香川県支部・高松赤十字病院・香川県赤十字血液センターの職員61名が参加しました。
午前中は、職種ごとに分かれ、それぞれの業務の確認を行いました。医療職は、傷病者のトリアージ（一人でも多くの傷病者を救うために、治療及び搬送の順位をつけること）として、「START法」や「PAT法」を学び、救護所での処置の演習を行いました。
また、主事（ロジスティクス）は、仮設診療所を設営するとともに、救護所や避難所で医療救護活動を行ううえでの主事の業務を確認しました。
午後からは、県内の島嶼部が被災し孤立したことを想定して、医療職と主事からなる救護班を結成し、チームの中での各々の役割を確認しました。
その後、災害現場での現地救護所運営を想定し、災害診療記録を使用しての傷病者の受入れ・治療・搬送の実践的な訓練を行いました。
最後に、総合演習を通して感じたことを話し合い、充実した訓練となりました。