令和7年度 地区本部、地区・分区赤十字担当職員研修会を開催しました
日本赤十字社福岡県支部では、令和7年5月26日(月)「令和7年度 地区本部、地区・分区赤十字担当職員研修会」を開催しました。
本研修の目的は、地区・分区担当職員と日赤職員との連携をより一層強化し、赤十字の活動についての理解を深めていただくことにあります。
この研修会は例年実施しておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、ここ数年はオンラインでの研修実施となっていました。今回5年ぶりに参集型での開催が実現しました。
|
|
赤十字の現場を「体験」する研修プログラム
コロナ禍以降に新たに担当となられた職員の方々の中には、日赤福岡県支部の施設や活動を直接ご覧いただく機会がなかった方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、赤十字事業を実際に体験いただけるプログラムとして、以下の内容を実施しました。
- 防災セミナー「災害エスノグラフィー」
過去の災害現場に居合わせた人々の体験談を通じて、災害時に直面する課題やその解決の過程を学び、災害文化や備えの重要性を再認識する内容でした。発災から10時間後、100時間後といった時間の経過に伴う状況の変化を追体験し、求められるリーダー像や自身の役割についても考える機会となりました。
|
|
- 救援物資倉庫の見学
実際に支部が保有する救援物資の保管・管理体制を見学し、災害時の支援活動の一端を体感していただきました。
|
|
地区・分区の役割とは
地区・分区は、主に市区町村単位で設置されており、日本赤十字社各都道府県支部と連携して、以下のような活動を行っています。
- 会費・寄付金の募集
- 義援金・救援金の受付
- 災害救援活動の支援
- 救援物資の保管・管理
- 地域ボランティアや青少年赤十字加盟校の育成援助 など
今後も、地区・分区と支部が一体となって赤十字の理念を地域に広げていけるよう、連携を深めてまいります。


