【期間限定:アーカイブ配信あり】第48回フローレンス・ナイチンゲール記章 受章記念講演を開催しました

 10月15日(土)、第48回フローレンス・ナイチンゲール記章を受章された ペシャワール会PMS支援室長兼総院長補佐 藤田 千代子 氏 をお招きし、記念講演会を開催しました。

 関連記事(日本赤十字社本社HP)
 ・2022年8月22日 第48回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式
 ・2022年9月1日 第48回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式を挙行

22102000.png8月10日 第48回フローレンス・ナイチンゲール記章授与式

 日本赤十字社福岡県支部とペシャワール会の共催で行った今回の講演会は、新型コロナウイルス感染症感染拡大対策として、会場である西鉄グランドホテルの参加人数を制限し、対面とライブ視聴のハイブリッド形式で実施しました。

 当日は、赤十字・ペシャワール会関係者はもちろん、全国の医療関係者や看護の道を目指す学生など、約200名の方にご参加いただきました。
 (会場・ライブ視聴合計)

 はじめに挨拶した当支部 後藤 和孝 事務局長は、

 藤田氏が長年イスラム文化圏で尽力されたご功績が受章されるよう、当支部から日本赤十字社本社を通じ赤十字国際委員会(ICRC)へ推薦した経緯と、

 去る8月10日、東京プリンスホテルで日本赤十字社名誉総裁の皇后陛下より藤田氏に同記章が授与されたことを報告しました。

後藤 和孝 事務局長

第1部 講演「フローレンス・ナイチンゲール記章を受章して
             ~わたしの歩んできた看護の道程~」

講演者
 医療NGOペシャワール会PMS支援室長兼総院長補佐 藤田 千代子 氏

座長
 日本赤十字九州国際看護大学 名誉学長 ・ (現)財団法人笹川保健財団 喜多 悦子 会長

22102004.JPG藤田 千代子 氏

 藤田氏には、故中村哲医師とともに行ったアフガニスタン難民支援や灌漑事業など、長年にわたる現地アフガニスタンでの活動について講演いただきました。

22102002.JPG喜多 悦子 会長

22102003.JPG会場全体の様子

第2部 日本赤十字九州国際看護大学 看護学生とのフリートーキング

 日本赤十字九州国際看護大学 地域連携・教育センター/国際看護実践研究センター長であり、第46回受章者の伊藤 明子 教授による司会のもと、看護学生と藤田氏のフリートーキングを行いました。

 学生の皆さんからは、海外で活動することの難しさやストレス解消法、日本人としての強みについてなど、多くの質問が出ていました。

22102005.JPG伊藤 明子 教授 (写真左)

22102006.JPG看護大学の学生4名が登壇しました

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 喜多 悦子 会長は、本日会場に参加した学生やライブ視聴している未来の看護師に向けて、「本日の講演に居合わせた皆さんは、看護師すべてが共有する『看護』と赤十字のもつ『人道』、そしてそこに『アフガニスタン』というエッセンスが加わり、皆さんは国際について今以上に関心をもつようになった。国際支援は、何も海外に行くことだけでなく、国内にいてもできる」と講演を締めくくられました。

22102010.JPG藤田氏と会場参加の看護学生で記念撮影

 私たち日本赤十字社では、「苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも人間のいのちと健康、尊厳を守る」という使命を掲げ、これからも多くの事業に取り組んでまいります。

期間限定でアーカイブ配信を行います

22102009.png 当日、ライブ配信に参加できなかった方や再度ご覧になりたい方のため、期間限定で動画のアーカイブ配信を行います。

 以下URLよりご覧ください。
  ・0:22:45ごろ~ 藤田氏による講演
  ・1:34:10ごろ~ 看護学生とのフリートーキング

 https://drive.google.com/file/d/1R627Ay5SoUC-CcVueok8br5h6kc8rap9/view?usp=sharing

 

 一定の期間終了後、動画は削除させていただきますので、ご了承くださいませ。(終了日未定)