蜷城小学校で青少年赤十字水害記念日学習会が開催されました

 6月24日(木)、青少年赤十字(JRC)加盟校である朝倉市立蜷城小学校にて青少年赤十字水害記念日学習会が行われ、本県支部職員と赤十字奉仕団員がゲストティーチャーとして参加しました。

 水害記念日学習会は、毎年6月26日の「昭和28年筑後川大水害の日」に合わせて毎年実施されているものです。

昭和28年西日本水害と青少年赤十字

 この学習会が行われた朝倉地区は、昭和28年6月25日から29日にかけて九州北部を中心に発生した「昭和28年西日本水害」で被災した経験があります。

 その際、日本全国から集まったボランティアに助けられただけでなく、イタリア赤十字社とアメリカ赤十字社から医師の派遣や学用品の援助などを受けました。

 蜷城小学校では、この心温まる援助に感謝し、今度は自分たちにできることはないかと考え、昭和29年に青少年赤十字団を結成。
 以来、68年と長きにわたり、学校やPTA、地域全体で積極的にJRC活動に取り組まれています。

21070501.JPGちかいのことば

21070502.JPG赤十字活動資金贈呈式

ゲストティーチャーとして5・6年生の授業へ

 全校児童が集まっての全体会でちかいのことばや赤十字活動資金の贈呈式などが行われたあと、学年ごとに分かれて学級学習会が行われました。

 5年生では「わたしたちの町蜷城を守る~防災の視点から~」をテーマに、蜷城小学校周辺のハザードマップなどを用いて水害への備えや避難の仕方についての授業を行いました。

 6年生では「日本赤十字のはたらき~世界を知ろう~」をテーマに、JRC海外支援事業で日本赤十字社が支援しているネパールやバヌアツの事例をもとに、海外のJRC活動などについての授業を行いました。

21070504.JPG赤十字防災ボランティア会会長による授業

21070503.JPG青少年・ボランティア係長による授業