〝被災地〟長野県に向け救護班出動!!

東日本を横断し10月13日に温帯低気圧に変わった台風19号による猛烈な雨の影響で、長野県の千曲川など21河川の24か所で堤防が決壊、住宅地などを飲み込む大規模な洪水被害が各地で発生した。台風接近から職員が情報収集などにあたってきた日赤福井県支部では16日、土砂災害も含め複数の死者・行方不明者、負傷者も多数に上った長野県に向け、救護班を派遣した。向かったのは福井赤十字病院脳神経外科の山下智之医師を班長とする看護師・薬剤師ら8名の要員で構成の同県支部救護班第1班。この日、夕方4時からの出発式では、100名を超える職員らが要員を見守った。山下班長は、「点在する苦しむ避難者らを一人でも多く救いたいとの思いで、全力で救護にあたりたい」と力強く語り、救急車両に乗り込んだ。一行は明日朝より現地調査などを行い、正午に日赤長野県支部で引き継いで避難所の巡回診療にあたり、20日に帰還する予定。

日赤福井県支部救護班第1班
班長(医師)
 山下 智之(福井赤十字病院脳神経外科医師)
看護師長
 内田 一美(福井赤十字病院看護師長・助産師)
看護師
 渡辺 陽子(福井赤十字病院看護師)
看護師
 新保 比奈子(福井赤十字病院看護師)
薬剤師
 山本 康太(福井赤十字病院薬剤師)
主 事
 小川 貴司(福井赤十字病院病院経営課主事)
主 事
 枡谷 朋和(福井赤十字病院医事サービス課主事)
連絡調整員
 藤井 友幸(日本赤十字社福井県支部事業推進課長)
 

画像

出発前に福井県支部でブリーフィングを受ける救護班要員ら

画像

報道機関の取材を受ける班長の山下医師

画像

出発式の様子

画像

多くの職員らに見守られながら被災地へ向かう