第42回赤十字奉仕団員等災害救護訓練を開催しました(その1)

令和2年10月8日(木)、富士川町民会館で、西八代・南巨摩地区を対象に第42回赤十字奉仕団員等災害救護訓練を開催しました。

この訓練は、災害時に活動するボランティアとして期待される赤十字奉仕団員が基本的な技術を習得し、迅速な行動力を養うために、毎年、地区ごとに4回開催しています。

例年は、4回合計で500名ほどが参加し、応急手当・一次救命処置・搬送・炊き出しの4種類を一日かけて行っていました。
しかし、本年は、新型コロナウィルス感染の蔓延により、年度当初より実施の可否も含め検討してきた結果、感染症対策を徹底したうえで人員、日程ともに縮小して、実施することとしました。
内容も、頻発化、甚大化している台風や大雨大災害に備え、避難所の設営に関する訓練としました。当支部では、初めての試みです。

当日は、あいにくの秋霖のなかですが、富士川町分区長である志村町長、西八代・南巨摩地区長である秋山峡南保健福祉事務所長のご臨席のもと、西八代・南巨摩5町の赤十字担当者、各町の赤十字奉仕団、無線赤十字奉仕団から約30名の皆さんに参加いただきました。

赤十字防災ボランティアリーダー等5名の指導員による段ボールベッド組み立て・簡易トイレ活用・防護ガウンの作成等の訓練に、2時間弱の短時間ですが、熱心に取り組んでいました。

訓練終了後、山梨県赤十字奉仕団支部委員会の有泉委員長より「すべて地元へ持ち帰り広めることができる有意義な内容であり、特にライフライン不通時の切実な問題であるトイレについては大変有効である」との講評をいただきました。
手探り状態で始めた今回の訓練ですが、初回で評価いただけたことで、安心しました。

同訓練は今月中にあと3地区(富士河口湖町民体育館、南アルプス市健康福祉センター、笛吹市の若彦路ふれあいスポーツ館)で開催します。

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フェイスシールドを装着

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段ボールベッドの組み立て