【7月26日】防災・減災セミナーに寄せられた質問と回答について

7月26日(水)に開催した防災・減災セミナーへのご参加とアンケートへの協力をありがとうございました。

アンケートによりいただいた質問について下記のとおり回答させていただきます。

南海トラフ巨大地震による津波が、四国沖や豊後水道を通って山口県にやってくるとき、その勢いは分散されるのでしょうか?それとも、各海岸沖で反動のようなことが生じて、それがより強い勢いとなってやってくるのでしょうか。

南海トラフ巨大地震による津波は、山口県へは豊後水道を通ってやってきます。豊後水道は狭いため、津波のエネルギーはかなり低減されます。そのため、津波そのものによる海面の上昇は、県内の瀬戸内海沿岸では大体1.5m前後、高いところでも1.8m程度です。したがって、満潮時と津波が重なっても海面の最高水位は4mまではならないと想定されています。干潮時ですともっと水位は低くなりますから、津波の到達時間が干潮か満潮かという情報は非常に重要になります。

また、津波の第1波がやって来る最も早い時間は、県の東部(柳井市、上関町、周防大島町あたり)で2時間後です。避難の時間は十分にありますので、慌てずに、声を掛け合って、だれ一人残らず避難しましょう。

いざ地震が起こった時、揺れを感知してから自宅内での安全確認の行動を具体的に知 りたい(緊急速報がなってから激しい揺れが収まるまで)

転倒しそうな大きな家具などから離れ、頑丈な机の下に隠れたりして頭を保護しましょう。

旅行先など自宅以外で地震が起こることを想定した準備として何が必要でしょうか?

事前に旅行先のハザードマップや避難場所の確認することが大切です。また、持ち物として、情報を入手するための携帯ラジオ(できれば手巻き充電式がいい)、携帯トイレや地図があるといいでしょう。

地震発災時の冷蔵庫や電子レンジの転倒対策について教えていただけると幸いです

冷蔵庫は突っ張り棒で固定することや何かモノを入れて天井とのすき間を埋めるといいでしょう。また、電子レンジは転倒防止粘着マットなどの使用を検討ください。