県内で一番古い下関南高校のイトスギに、記念プレートを付けました!

令和3年12月4日(土)、青少年赤十字活動を支援する「山口県青少年赤十字賛助奉仕団」から、下関南高等学校JRCメンバーへ、イトスギ記念プレートを寄贈しました。

下関南高等学校には、県内で一番古いイトスギ(※)が残っている唯一のJRC加盟校です。
※イトスギは、赤十字のゆかりの深いイタリア北部ソルフェリーノに群生している木で「赤十字のシンボルツリー」です。

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アンリー・デュナンによる赤十字思想の提唱から数えて100周年目にあたる1959年(昭和34年)に、イタリアの赤十字社から日本の赤十字社へ、ソルフェリーノで採取された種が贈られました。
日本赤十字社は全国の支部にこの種を配布し、山口県内では、1963年に山口農業高等学校でこの種を育て、当時の加盟校49校(小23・中8・高18)に配布しました。平成28年に、室謙司先生が中心となって、賛助奉仕団でこれら49校でのイトスギについて調査した結果、残っているのは、柳井高校(現在はJRC未加盟)と下関南高校の2校のみであることが分かりました。
この下関南高校のイトスギは、県内のJRC加盟校に非常に大切な樹であることが分かりましたので、来年JRCが100周年を迎えることを機に、賛助奉仕団から記念プレートを贈ることとなりました。

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寄贈式には、JRC部員全員と、宮木由紀子校長先生、田熊直樹教頭先生、顧問の蒼下和敬先生が参列され、賛助奉仕団からは、有馬重人委員長、藏本隆博副委員長、吉冨依子理事、下関南高校のJRC部顧問であった平野嘉久子団員、、そして平野先生の当時の生徒3名(内1名はJRC部OB)もかけつけてくださり、大変賑やかなものとなりました。

盆子原JRC部長からは、最近のJRC活動について、また、平野賛助奉仕団員からは、学校体育館の改修工事に伴い、このイトスギの樹が伐採されそうになったエピソードについて話していただきました。

このイトスギの樹を中心に、アンリー・デュナンの人道の心が、JRCメンバーに拡がることを期待します。