令和2年度青少年赤十字国際交流事業を開催しました!

令和2年11月15日、日本国内の赤十字加盟高校41校とアジア・太平洋州の18ヵ国、総勢500名をオンラインで繋ぎ、国際交流を行いました。

山口県からは、「山口県青少年赤十字高等学校協議会」の会長校である山口県立華陵高等学校のJRCメンバー3名(高校2年生)が参加しました。

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これは、2年に1度、日赤本社が東京で開催しているものですが、今年は感染症の流行により初めてオンラインで実施しました。

自己紹介のあと、それぞれの国や県から「ふるさと1品」として、特産品やお祭りなどを紹介し、また自分たちが日ごろ行うJRC活動を〇×クイズ形式で発表しました。

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後半は、各国・各県の新型コロナウイルス感染症について状況や対応を話し合いました。

華陵高校は、数か月休校になったこと、修学旅行・体育祭・文化祭などの行事がなくなってしまったことや、海外からの留学生が突然帰国してしまい、お別れを言うこともできなかったことを発信、世界中の高校生が、それぞれの学校生活で影響を受けている現状を伝え合いました。

クック諸島の高校生は、「食料品などは、飛行機に乗って、ニュージーランドにまで買いに行かなければならなくなった。更に、飛行機が週に1便に減ってしまって困っている。」と、食料品や日用品の確保の難しさを伝えました。

その他にも、外出制限の話しなどもあり、国によって様々な困難な状況があることを知りました。

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最後は、参加者全員でこのような状況下で、一人ひとり何ができるかを考えました。

グループワークでは、病気の感染を防ぐほか、差別をしてはいけないと意見がでました。

福島県の高校生は、「私たちは東日本大震災の原発事故で差別を経験している。差別をなくすためには、この感染症についての勉強会を開き、正しい知識を身に付けるほかない。」と伝えました。

それぞれの住む場所から、高校生同士が伝え合うことにより、より身近に、切実に感じることができたようです。

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華陵高校のJRCメンバー3名は、「実際に会えなくても、オンライン開催されたことがとても嬉しかった。他県・他国の実情を知りいい経験になった」「コロナ禍だからこそできた交流。コロナウイルスのことについては“まず知ることが大切”と分かった。私は絶対に差別をしない。」「英語以外の言葉や文化なども知ることができた。とても楽しかった。」と感想を述べました。