モンゴル赤十字社のユースメンバーが来県しました

日本赤十字社では、青少年赤十字の実践目標の一つである「国際理解・親善」を図るため、2年ごとにアジア・太平洋州などの赤十字姉妹社からメンバーを2名ずつ招聘しています。
今回は20の国と地域から40名のユースメンバーが来日し、その内モンゴルからのメンバー2名とモンゴル赤十字社のユース担当職員合わせて3名が10月25日から10月30日までの6日間、富山県支部を訪問しました。
ウランバートル在住の大学生バートラさん(18才)、高校生ツェルムニさん(15才)、ガンゾさん(26才)はモンゴル社ユースのユニフォーム姿で富山駅に到着しました。
富山県を訪問中、青少年赤十字加盟校の射水市立射北中学校では2年生のクラスで「赤十字防災セミナー」を生徒と一緒に受講したり、高岡向陵高校ではeスポーツ部、相撲部、レスリング部で日本の部活動を体験したりしました。
「せっかく富山に来たがやし」と、回転寿司やブラックラーメンをランチに選んだところ、生の魚はほとんど食べないそうですが、とてもおいしいと10皿以上を平らげ、また、ラーメンのスープまで飲み干していました。
県内高校生との交流会では、各自の青少年赤十字活動の紹介や、気候変動、人道危機についても議論するなどしました。
また、能登半島地震の爪痕が残る高岡市や氷見市の視察、そして能登の輪島市と珠洲市を訪問し、災害対応にあたった市役所の職員から、発災当時から今に至る様子を聞くことができました。
短い期間でしたが、充実した富山訪問の後、さらに5日間の東京での国際ミーティングプログラムを終え、11月3日に無事モンゴルへ帰国しました。

画像 富山県のJRCメンバーとの交流会(10/26)

画像 射北中学校で防災セミナー受講(10/28)

画像 高岡向陵高校で部活動体験(10/28)

画像 珠洲市役所の職員から今日までの対応を聞きました(10/29)