富山赤十字点訳奉仕団が県立視覚総合支援学校に点訳図書データを寄贈しました

画像 竹内校長(写真左)に贈呈する植野委員長(写真右)と西尾副委員長(写真中)

富山赤十字点訳奉仕団は昭和35年6月に結成され、以来、60年以上にわたって県立視覚総合支援学校(旧県立盲学校)に点字図書、点訳図書データ、触る絵本を寄贈しています。

今回寄贈したのは、点訳図書データ。『こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本』など11冊分です。
北陸の年末年始は降雪となることが多く、路面状況も悪化するため、家で過ごす時間は普段よりも長くなります。「冬休みの間に読んでほしい」そんな願いを込めて点訳奉仕団は作業を行ってきました。
点訳作業は、パソコンと専用ソフトを使って行います。家に居ながら一人でできるボランティアで、コロナ禍でも活動を継続することができます。
読み手に喜んでもらえるよう心をこめ、丁寧で正確な点訳を続けてまいります。

◆点訳図書データ
一般に発売されている図書を、点訳ソフトを使用して点訳・データ化したものを指します。データ化することで、以下のような利点が得られます。
・ひとつのデータで複数の点字本を作成することが出来る(点字用のパソコンソフトと点字プリンタが必要)
・視覚障がい者用ピンディスプレイでの表示が可能になり、保管に場所をとらない
・音声再生が可能になり、点字ができない子どもたちも楽しめる(専用ソフトが必要)