岩美町立岩美南小学校で「防災教育参観日」を開催しました!

令和7年9月12日、災害発生時に自分の命を守る力を養うとともに、日頃から防災・減災に役立つ実践的な知識や技能を身につけることを目的に、岩美南小学校では初めての「防災教育参観日」を開催しました。
当日は、1年生から6年生までの全学年が、それぞれの発達段階に応じた学習を通して、防災について理解を深めました。子どもたちは体験を通じて「もしもの時に自分はどう行動するか」を真剣に考え、学びを深めました。

1年生「防災体験 楽しく学ぼう新聞工作」
災害時の現場や避難所の様子を写真や動画で学んだ後、新聞紙を使ってスリッパを作成しました。普段身近にある新聞紙が、防災グッズとして役立つことに子どもたちは驚きながら、おうちの方と協力して、楽しそうに工作に取り組んでいました。

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画像 保護者の方々と一緒に新聞紙でスリッパを作っている時の様子

2年生「災害食体験」~もしものときの かんたんにつくれる おやつづくり~
「かみしばい」~やさしい心をひろげた お医者さん みかみごうたろう~
アイラップを使って、災害時にも手軽にできるおやつ作りを体験しました。特別な器具を使わずに簡単に工夫できることを知り、非常時の食生活への理解を深めました。
また、紙芝居「やさしい心をひろげた お医者さん みかみごうたろう」を通して、困っている人を助ける「赤十字の心」についても学びました。

画像 災害食体験の様子

画像 紙芝居の様子

3年生「もしものときのダンボールベッド」
避難所で使うダンボールベッドを実際に組み立て、寝転んでみる体験をしました。
体験を通じて、避難所での生活の工夫や大変さに気づき、災害時の備えの重要性を考えるきっかけとなりました。

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画像 グループごとにダンボールベッドを作成している時の様子

4年生「おうちのキケンを見つけて、安全対策を考えよう!」
自宅の部屋を思い浮かべて平面図を描き、家具の配置や動きを想定して危険な箇所を探しました。「ここにテレビを置くと倒れて危ないかも」「本棚の近くは地震のとき危険だね」など、子どもたちは身近な生活空間を振り返り、具体的な安全対策を真剣に考えていました。

画像 個人ワークで平面図を描いている時の様子

5年生「一次救命処置体験」
人が倒れている場面を想定し、人形を使って胸骨圧迫の練習を行いました。さらにAEDの使用方法も学び、命を救うために自分にできることを体験しました。初めは緊張していた児童も、回数を重ねるごとにしっかりとした動きができるようになりました。

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画像 グループごとに胸骨圧迫を練習している時の様子

6年生「災害時シミュレーション~あなたにとって大切なものは何だろう?~」
休日に大きな地震が発生した場面を想定し、避難所に持っていくものや、守るべき大切なものについて考えました。
「毛布より服を持っていきたい」「水や食べ物が必要だと思う」など、子どもたちは限られた時間の中で真剣に意見を出し合い、自分にとって本当に大切なものについて深く考えることができました。

画像 持ち出し品について話し合っている時の様子

画像 「地震が実際に起こったらどのように行動するか」の問いかけに対して机の下に隠れている時の様子