赤十字災害用移動炊飯器「専用鉄板」を美馬市に追加配備~長期の避難生活を見据えた「食」の支援体制強化~

 南海トラフ巨大地震や中央構造線・活断層地震などの災害に備え、県下に217基配備している赤十字災害用炊き出し釜。当支部では長期の避難生活を見据えた「食」の支援体制の強化を目的として、災害用炊き出し釜で調理可能な「専用鉄板」を新たに開発し、県内全市町村に配備しています。

 さらに、令和7年からは南海トラフ巨大地震において特に甚大な被害が想定されている沿岸部及び孤立が想定される山間部から順次、「専用鉄板」の追加配備を実施。

 この度、中央構造線・活断層地震等における被災者支援体制の更なる強化を図るため、防災月間の9月11日、美馬市において「専用鉄板」の追加配備式を開催しました。当支部 井織事務局長から「“煮る・炊く”中心の炊き出しに「焼き」のエッセンスを加えることで、長期の避難生活を見据えた地域での「食」の更なる支援体制強化を図れるよう有効にご活用ください。」と美馬市 加美 一成 市長と美馬市地区赤十字奉仕団 藤田 育美 委員長へ「専用鉄板」を贈呈しました。

 追加配備式終了後、参加者からは「地域の炊き出し訓練等で積極的に活用し、新たな鉄板メニューとして、餃子作りにも挑戦したい。」と頼もしい声が聞かれました。

 当支部では、災害時の「食」の支援体制強化のため、今年度県西部に「専用鉄板」の追加配備を行い、更なる災害対応の強化に努めて参ります。

画像 追加配備式

画像 専用鉄板(左)と炊き出し釜