令和7年度青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センターを開催しました!
学校や地域でリーダーシップを発揮できる児童、生徒を育成する『青少年赤十字リーダーシップ・トレーニング・センター(以下「トレセン」)』。
今年は、小学校の部を8月7日・8日に板野町板野東小学校にて、中学校の部を7月24日・25日、高校の部を7月31日・8月1日に徳島県支部にて開催しました。県内の小・中・高校生30校73名が参加し、初めて出会う仲間たちと2日間、赤十字の歴史をはじめ、災害の知識と行動力を身につける「防災教育プログラム」や「炊き出し訓練」、救急法の基礎となる「心肺蘇生法とAEDの使い方」などの知識や技術を学びました。
トレセンでは、ある特定のメンバーだけがリーダーシップを取るのではなく、グループのメンバー全員が「リーダーシップの取り方を学ぶこと」を目指します。そのため、指導者からの指示や号令、チャイムはありません。随時更新される掲示板の情報と時計を確認し、青少年赤十字の態度目標である「気づき」「考え」「実行する」力を育みます。
小学校の部では、学校や学年の違うメンバーと、会場内をオリエンテーリング形式で巡り、各関門でグループの団結力をはかる課題に挑戦する「フィールドワーク」を行いました。
また、中学校、高等学校の部では、竹ひごやストローを用いて、タワーの高さを競い合いました。より高いタワーをつくる中で、それぞれが持つ力(リーダー性)を発揮し、協力し合うことの大切さを学びました。参加者からは、「誰にでもリーダーになれることを学びました」といった声が寄せられました。
最後に、この2日間を振り返り、学んだことや実践したプログラムについてまとめを行いました。2日間のトレセンで得た新しい知識や技術を活かし、学校や地域のリーダーとして活躍してくれることと期待しています。
掲示板を確認するメンバー(高等学校の部)
赤十字についての講義を受けるメンバー(小学校の部)
決められた材料とルールの中で、より高いタワーを目指す(中学校の部)
心肺蘇生法とAEDの使い方を学ぶ(小学校の部)
「1円玉募金」で支援しているバヌアツ・ルワンダについて学習するメンバー(中学校の部)
フィールドワーク「暗闇の国」目隠しをしてゴールを目指すメンバー(小学校の部)
段ボールベッドの組み立てを行うメンバー(中学校の部)
避難所体験ゲームで避難所内の配置を考えるメンバー(高等学校の部)
災害用炊飯袋(ハイゼックス)を使用した炊き出し訓練