あなたも自宅で試して!押して!

ペットボトルで心臓マッサージを練習しませんか?

 どれだけ健康に気をつけても、年間7.9万人は心臓突然死で亡くなっています。新型コロナ禍でも、心肺蘇生法は学ぶべき、習得すべき技術です。

 そこで、徳島県支部ではペットボトルを活用した人命救助の講習会を行っています。

 「えっ!ペットボトル!?」という声が聞こえてきそうですが、2Lのものに半量の水を入れて圧迫すると、人の胸を押す力とほとんど同じであることに着目した方法なんです。蘇生人形を複数人で使用する従前の方法では接触による感染リスクが高かったため、新しい講習スタイルとして注目されています。

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胸の真ん中を押すようにサポートする指導員

 4月26日の徳島文理大学で行われた講習会では、1人1本のペットボトルを手に約60名の学生が受講。胸骨に見立てたペットボトルを、強く・早く・絶え間なく、真剣な面持ちで心臓マッサージ(胸骨圧迫)の練習を行いました。

 学生からは「たった30回押すだけで息が切れました。命を救うのって大変なんですね」と素直な感想が聞かれました。

 身近なペットボトルを使ったこの方法、みなさんもご自宅でやってみませんか。

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指導員の手拍子に合わせて押す学生